スイスのフランス語圏で双子が大集合
Keystone / Sandro Campardo
スイスの外国人の割合は、近隣の欧州諸国よりも高く4人に1人。50年前と比べると大幅に増加し、高齢者と双子の割合も増えた。
このコンテンツが公開されたのは、
連邦統計局によると、スイスの人口は2018年末時点で854万4527人だった。うち外国人が25.1%で、オーストリア(19.2%)、ドイツ(16.6%)、フランス(12.2%)、イタリア(10.2%)よりはるかに高い。
1970年の総人口は630万人で、うち外国人は約6分の1だった。
人生の変化
2018年の人口統計外部リンクによると、年齢層も変化している。
たとえば、20歳未満は1950年に比べはるかに減少、64歳が逆に増加している。これは平均寿命の上昇と出生率の低下が影響しているという。
>>長生きするならスペインかスイスへどうぞ
1970年では、人口の約3分の1が65歳前に死亡したが、2018年は13%に低下。全体の46.8%が、85歳に到達すると予想される。
1人の女性が一生の間に産む子供の数(合計特殊出生率)は1.52(1970年は2.1)。しかし、多胎児の出生数は過去30年間で増加し、双子の割合は1970年の1%から2018年の1.8%に増えた。
独身世帯の数も増えている。調査は「1970年以降、独身世帯の数は3倍、子供のいないカップルの数は倍増した」という。独身世帯の割合は35.5%だった。
おすすめの記事
スイス、トランプ関税に報復せず
このコンテンツが公開されたのは、
スイス政府は3日、ドナルド・トランプ政権が同日発表した関税に対し、当面は対抗措置を取らないと表明した。
もっと読む スイス、トランプ関税に報復せず
おすすめの記事
トランプ大統領、スイス製品に31%の関税
このコンテンツが公開されたのは、
ドナルド・トランプ米大統領は、スイスからの輸入品に31%の関税を課すと発表した。
もっと読む トランプ大統領、スイス製品に31%の関税
おすすめの記事
スイスにBYDが上陸 年内に15店舗
このコンテンツが公開されたのは、
中国のEVメーカー比亜迪(BYD)が正式にスイス市場に進出する。年内に全国で15店舗を出店する計画だ。
もっと読む スイスにBYDが上陸 年内に15店舗
おすすめの記事
スイス金融当局が組織再編 リスク管理部門を新設
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの金融市場監督機構(FINMA、日本の金融庁に相当)は1日、監督体制を強化するため組織を再編したと発表した。クレディ・スイス危機への反省から、立ち入り検査機能を増強する。
もっと読む スイス金融当局が組織再編 リスク管理部門を新設
おすすめの記事
スイスで凍結されたロシア資産、1.25兆円に 所有者の特定進む
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦経済管轄局(SECO)は1日、これまでに国内で凍結したロシア資産は74億フラン(約1兆2500億円)になったと発表した。資産の所有者の特定が進んだことで、昨年4月から1年で16億フラン増えた。
もっと読む スイスで凍結されたロシア資産、1.25兆円に 所有者の特定進む
おすすめの記事
スイス住民の12人に1人が貧困ラインを下回る
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦統計局が31日発表した最新調査で、2023年のスイスの貧困率は前年比ほぼ横ばいの8.1%(約70万8000人)だったことが分かった。
もっと読む スイス住民の12人に1人が貧困ラインを下回る
おすすめの記事
ミャンマー地震、スイス開発援助団体が緊急支援
このコンテンツが公開されたのは、
ミャンマー中部を震源とする大地震の発生を受け、スイスの開発援助団体は29日、緊急救援物資などの供与を行うと発表した。
もっと読む ミャンマー地震、スイス開発援助団体が緊急支援
おすすめの記事
スイスで29日に部分日食
このコンテンツが公開されたのは、
スイスでは29日に部分日食が観測される見込み。午前11時20分頃に月が太陽の前に重なり始める。
もっと読む スイスで29日に部分日食
おすすめの記事
ベルン大、チベット語コースの募集停止
このコンテンツが公開されたのは、
ベルン大学は、2025年度秋学期からチベット語コースの学生募集を停止する。同大はチベット語が学べる唯一のスイスの大学だった。
もっと読む ベルン大、チベット語コースの募集停止
おすすめの記事
UBS、スイスからの本社移転を検討か 一部報道
このコンテンツが公開されたのは、
スイス政府が検討している国内銀行の規制強化案が実現すれば、UBSはスイスからの本社移転を検討すると、米ブルームバーグ通信が20日報じた。
もっと読む UBS、スイスからの本社移転を検討か 一部報道
続きを読む
おすすめの記事
高齢化が国の繁栄を妨げ?スイスで調査
このコンテンツが公開されたのは、
スイスは、高齢者の雇用機会を増やし、労働の生産性を高めなければ、高齢化によって国の繁栄が鈍化するー。スイス連邦経済省経済管轄局(SECO)がこんな調査結果を出した。
もっと読む 高齢化が国の繁栄を妨げ?スイスで調査
おすすめの記事
スイスの職場の男女格差 国際比較
このコンテンツが公開されたのは、
仕事、政治、収入 ―。スイスの男女格差は極めて大きい。ここでは女性が特に過小評価されている5分野を取り上げ、国際的に比較した。
もっと読む スイスの職場の男女格差 国際比較
おすすめの記事
富裕度ランキング スイスは平均値で世界トップに
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの金融大手クレディ・スイスは21日、世界の富裕度を測る「グローバルウェルスレポート2019」を発表した。スイスは成人1人当たりの純資産で群を抜き、主要国トップの座を維持した。
もっと読む 富裕度ランキング スイスは平均値で世界トップに
おすすめの記事
高齢者はなぜ犯罪に手を染めるのか
このコンテンツが公開されたのは、
高齢化社会が進むスイスで、60歳以上による犯罪件数が増加している。シニアたちが犯罪に手を染める理由は何なのか。
もっと読む 高齢者はなぜ犯罪に手を染めるのか
おすすめの記事
スイスに住む外国人、安全面は評価するも地元民に不満
このコンテンツが公開されたのは、
「世界最大の外国人ネットワーク」と称するインターネーションズが6日、外国人が住みたい国の人気ランキング「エクスパット・インサイダー」2017年版を発表した。外国人にとっての天国とは、安全レベルはスイス並み、レジャーの選択肢は南アフリカ並み、教師はフィンランド人、隣人はメキシコ人。逆に外国人にとっての地獄とは、安全レベルは南アフリカ並み、レジャーの選択肢はフィンランド並み、教師はメキシコ人、隣人はスイス人だ。
もっと読む スイスに住む外国人、安全面は評価するも地元民に不満
おすすめの記事
本当に「移民は社会を脅かす」存在なのか
このコンテンツが公開されたのは、
移民に関する論議は、賛成派・反対派のどちらも偏見や憶測に満ちていることが多い。それはスイスに限らず、どこの国でも同じ状況だ。今年5月にスイスで出版された書籍「Neuland」で専門家らは、移民をめぐる論争を単なる「賛成論」と「反対論」で片付けるのは止めるべきだと主張している。
もっと読む 本当に「移民は社会を脅かす」存在なのか
おすすめの記事
外国人労働者の受け入れ、「実用主義」の見えるスイス
このコンテンツが公開されたのは、
外国人労働者数の制限を求めた「大量移民反対イニシアチブ」が国民投票で可決されて2年以上が経過した。労働者の自由な移動を定めた欧州連合(EU)との合意の中で、国民の決定をどう実現するかをめぐりスイスは行き詰まっている。「役に立つ外国人」を「良い外国人」とみなしてきたスイスの、移民政策の歴史を振り返った。
もっと読む 外国人労働者の受け入れ、「実用主義」の見えるスイス
おすすめの記事
世界から移民を引き付ける国、スイス 都市で異なる傾向
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの大都市は世界でも極めて国際色が豊かで、その傾向は強まるばかりだ。中でも突出するのが国際機関の集中するジュネーブで、ローザンヌ、バーゼル、チューリヒ、ベルンよりも外国人の割合が高い。
もっと読む 世界から移民を引き付ける国、スイス 都市で異なる傾向
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。