スイス連邦政府は28日、「すべての人にいつでも電気を:ブラックアウト(全域停電)を止めよ」と題するイニシアチブ(国民発議)に反対を表明した。ただ、新たな原子力発電所建設の解禁には原則として支持する考えを示した。
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イニシアチブ発起人委員会は、あらゆる形態の環境・気候に優しい発電を認め、新技術に焦点を当てることで原子力発電への扉を再び開くべきだと訴えている。
スイスは2017年の国民投票で、原子力発電所の新設禁止を可決している。
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スイス政府は、憲法はすでにエネルギー供給の多様化を規定しているとしてイニシアチブに反対を表明した。ただ、「電力供給の安定化に向けて責任ある計画を立てる」ためには、新たな原子力発電所の建設を解禁し、スイスにおける電力生産のあらゆる技術的選択肢を確保したいとの考えを示した。
政府は法改正を念頭に、年末までに間接的対案を作成する予定。
英語からの翻訳・編集:大野瑠衣子
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