ジンバブエのムガベ前大統領、スイスを訪問した日々
今月ジンバブエで起きた事実上のクーデターにより、37年の独裁政治に自ら幕を下ろしたロバート・ムガベ前大統領(93)。ムガベ氏は以前、解放組織の代表として、またジンバブエの大統領として、スイスのジュネーブを訪問した。
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ムガベ氏は過去に少なくとも3回、ジュネーブを訪問した。ローデシア(現ジンバブエ)で起こった白人政権とアフリカ人抵抗勢力によるローデシア紛争を巡り、ムガベ氏は1976年、ジュネーブで行われたローデシア制憲交渉ジュネーブ会議にジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線PFの代表として出席。ジンバブエ独立後は、国の代表として国際労働機関(ILO)の会議などでジュネーブを訪れた。最後のスイス公式訪問は2003年。ムガベ氏に対し海外渡航が禁止されていたにもかかわらず、スイス連邦政府はビザを発行。国連の技術サミットに出席した。
(英語からの翻訳・宇田薫)
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