テロ関連疑惑の24口座凍結
連邦検察当局は31日、テロリスト関連疑惑のあるスイス国内の銀行の24口座を凍結したことを明らかにした。
連邦検察局のヴェラ・ブリッチ報道官は、米財務省が10月12日に発表したテロ活動を指令または財政支援している疑いのある個人および組織39を掲載した2つめのリストに基づき、スイス国内の銀行にある24口座を凍結したと発表した。なお、凍結期間は限定されず、調査が行われている間は凍結解除しないとした。また、ブリッチ報道官は、銀行名、口座の名義人、預金額などの詳細については公開できないとした。一方、スイス当局は米政府に対し、凍結された口座の調査のためリスト上の3件に関してさらに詳しい情報の提供を要請した。
10月初め、連邦検察当局は、9月11日の米同時多発テロの資金に関する国際調査に関連して16の口座を一時凍結したと発表したが、うち15口座は証拠不十分で凍結解除された。米財務省によると、2つめのテロ関連組織・個人リストには、オサマ・ビンラディン氏の武装組織アルカイダの資金源となっている企業および慈善団体が含まれている。
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