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イベントカレンダー

マルクス・レッツ作『ミッキーマウスの歪像』。トゥーン美術館の「スイスポップ展」は8月27日まで開催. Markus Raetz

ポップアート

トゥーン美術館がちょっと気になるスイス芸術史のひとこまに焦点を当てる。「スイスポップ(Swiss Pop)」と題されたこの展示会では、1960年代と1970年代のスイスポップアートのさまざまな流行やハイライトを紹介。8月27日まで。www.kunstmuseumthun.ch(独/英)

パウル・クレー・センター

「バランスと安定」はパウル・クレーの芸術論の中心テーマであり、作品鑑賞の鍵でもある。8月27日まで開催されている「バランスの混乱展」では、重力とバランス、そしてその混乱をテーマとした15作を紹介。重力の物理的な規則と人間の心理的な混乱を探検。www.zpk.org(独/仏/英)

メトロポリタン美術館

マルティニ(Martigny)のジアナダ財団は古典のオリジナル50点と19世紀のヨーロッパ絵画を含む、ニューヨークのメトロポリタン美術館所蔵の作品を展示。エル・グレコ、レンブラント、マネ、ルノワールなどの作品も含まれる豪華コレクション。11月12日まで。www.gianadda.ch(仏/英)

アンリ・マティス

バーゼル近郊の町リーヘン(Riehen)にあるバイエラー財団が「アンリ・マティス特別展」を開催。各時期の絵画や彫刻、デッサン、版画など、160点以上を展示。7月23日まで。www.beyeler.com(独/英/仏)

19世紀のインテリアをヒューネック城で

トゥーン湖沿岸の町ヒルターフィンゲン(Hilterfingen)にそびえるヒューネック城。ここの常設展では、1900年当時の室内にアールヌーヴォー様式ホームデコールのオリジナルを展示。10月15日まで開催される特別展ではスイスの玩具産業に焦点を当て、過去と現在の木製およびブリキ製の玩具を展示。その多くは地元のベルナーオーバーラントで作られたもの。www.schlosshuenegg.ch(独)

ライブ・アット・サンセット

チューリヒの国立博物館の中庭で開催されるサマーコンサート・フェスティバル「ライブ・アット・サンセット(Live at Sunset)」では、シンプリー・レッド、メラニー・C.、イアン・アンダーソン、クレイグ・デイヴィッド、ローナン・キーティング、ジェイミー・カラムなど、豪華なアーティストが勢ぞろい。プログラムおよびチケット情報は次のサイトで。7月23日まで。www.liveatsunset.ch(独)

『イル・トロバトーレ』

アヴァンシュ(Avenches)のローマ円形劇場で、ジュゼッペ・ヴェルディ作曲全4幕のオペラ『イル・トロバトーレ』を上演。ジプシーの女性と伯爵のラブストーリー、舞台は15世紀のスペイン。7月22日まで。www.avenches.ch(仏/独/英)

ブルーボールズ・フェスティバル

ルツェルンの町は今年も「ブルーボールズ・フェスティバル(Blue Balls Festival)」を開催。世界のブルースやジャズ、ソウル、ファンク、ワールドロックにポップスのコンサートのみでなく、写真展や映画祭も行われる。今年のハイライトはトレーシー・チャップマン、ジェフ・ベック、「スーパートランプの声」といわれるロジャー・ホジソンなど。7月21日から29日まで。www.blueballs.ch(独)

アルベルト・ジャコメッティの石膏原型

チューリヒ美術館が、スイスの芸術家アルベルト・ジャコメッティのオリジナル石膏原型を展示。彫刻の鋳型として使用されたこの原型は、ジャコメッティが1966年に亡くなる前にパリとスタンパのアトリエに残した未公表の作品。7月30日まで。www.kunsthaus.ch(独/仏/英)

写真の力

ベルンのアルパイン博物館では、報道写真が土地開発の方針に与える影響や世論の形成時に担う決定的な役割を紹介。たとえば、ユネスコ世界遺産を申請するときに好印象を与える、あるいは悪い印象を与える写真とはどんなものだろう。8月13日まで。www.alpinesmuseum.ch(独/仏/英)

ローラ・オーウェンス

チューリヒのクンストハレは、アメリカの芸術家ローラ・オーウェンスの展示会を欧州で初めて開催。テーマは、風景、動物、おとぎ話の1シーン、花、1日の移り変わりなど。抽象画家と遭遇するまたとないチャンス。8月13日まで。www.kunsthallezurich.ch(独/英)

エド・ルシェ — 写真家

チューリヒ美術館は、ポップアートとコンセプチュアルアートの狭間で活動するアメリカの画家エド・ルシェの写真を展示。彼が自分の手で仕上げた作品は1960年代から現在までをカバー。8月13日まで。www.kunsthaus.ch(独/仏/英)

アメリカ社会の知られざる願望

ヴィンタートゥールの写真美術館は、アメリカの写真家グレゴリー・クリュードソンによるコンテンポラリー作品を展示。彼の新シリーズ『バラの下で(Beneath the Roses)』も見ることができる。うっとりするほど美しくも、同時に心をかき乱す写真の数々。完ぺきに演出された写真は不安や知られざる願望を反映。8月20日まで。www.fotomuseum.ch(独/英)

オープンエア・ガンペル

ヴァレー州ガンペル(Gampel)で開催されるオープンエア音楽祭はロック一色。出演はミューズ、レッドウッド、パトリース、ジョバノッティ、パテント・オコスナーほか多数。8月17日から20日まで。www.2006.openairgampel.ch/de/News/News.html(独/仏/英)

ミュージカル『ハイジ』

昨年の世界初上演の成功に続き、ミュージカル『ハイジ』がワレンシュタット(Walenstadt)の湖畔のステージで新たに上演される。7月27日から8月26日まで。www.heidimusical.ch(独/英)

エドガー・ヴァレーズ、作曲家

バーゼルのパウル・ザッハー財団とティンゲリー美術館は、20世紀の革新的な作曲家の一人、エドガー・ヴァレーズの展覧会を開催。ヴァレーズはル・コルビュジエやアンリ・ミショー、ヘンリー・ミラー、ホアン・ミロなどの芸術家や作家と深い親交があり、音の新しい世界を探検することにおいては誰よりも優れ、ピエール・ブーレーズからフランク・ザッパにいたるまで何世代もの音楽家に影響を与えた。8月27日まで。www.tinguely.ch(独/仏/英)

『エリザベート』—ミュージカル

1854年にオーストリア皇后となり、後にハンガリー后妃となったエリザベート(シシィとして知られる)の悲劇を語る『エリザベート』のミュージカルバージョン。エリザベートは1898年、ジュネーブでモントルーへ向かう船に乗ろうとした時に暗殺された。7月31日から8月30日まで。www.thunerseespiele.ch(独)

50周年を迎えるメニューイン・フェスティバル

50回目の開催を祝う「メニューイン・フェスティバル・グシュタード」。今年はまた、1972年に山岳リゾート地グシュタードの名誉市民となったメニューイン卿の生誕90周年でもある。プログラムは室内楽、オーケストラコンサート、現代音楽の3本柱。また、イェフディ・メニューインに敬意を捧げるジプシー、ジャズ、インドのバイオリン奏者によるミニフェスティバル「バイオリンの世界」も開催。7月21日から9月2日まで。www.menuhinfestivalgstaad.com(独)

拡大された目

チューリヒ美術館では「拡大された目(The Expanded Eye)展」で芸術の実験的な面を紹介。1950年代から現在に至るまでの絵画やオブジェ、映画、ビデオを展示。9月3日まで。www.kunsthaus.ch(独/仏/英)

パトリシア・ハイスミス

ベルンのスイス国立図書館では、1981年から1995年に没するまでスイスに住んだアメリカの作家パトリシア・ハイスミスの特別展を開催。9月9日まで。www.snl.ch(独/仏/伊/英)

ロシア帝国の宝物

チューリヒのベレリヴ美術館では、時代のリンク財団所蔵の豪華なファベルジェ・コレクションをスイスで初めて展示。ロマノフ家と深いつながりがある精妙な芸術品の数々はロシア皇帝のために作られた。この宝飾品の傑作コレクションには9つのインペリアル・イースターエッグも含まれる。9月10日まで。www.faberge-in-zurich.ch(独/英)

ルツェルンの言語と音楽

8月10日から9月17日まで開催される「ルツェルン・フェスティバル・サマー2006」では、ことばと音の相互作用にスポットライトを当てる。中心となる作品はマーラー交響曲第8番やヴェルディのファルスタッフのコンサートバージョンなど。www.lucernefestival.ch(独/英)

ローザンヌのアール・ブリュット

ローザンヌで開催されている「アール・ブリュット・コレクション(Collection de l’Art Brut)」では、精神錯乱に苦しんだ5人の芸術家の作品を展示。芸術的な教示やギャラリープロモーション、個人的な表現の習得に焦点を絞るカリフォルニアのアトリエ「クリエイティブ・グロウス・アートセンター(Creative Growth Art Centre)」で創られた80点。9月19日まで。www.artbrut.ch(仏)

ピンボールマシンとポスター

ローザンヌのデザイン応用美術館では、2つの新しい企画展を開催。1つは、1950年代から1980年代後半までに制作され、その時代のグラフィックアートを施した50台のガラス製ピンボールマシンパネルを展示。もう一つは、1958年から1968年までの文化イベントをプロモートした100点のポスターを10カ国から収集。9月24日まで。www.mudac.ch(仏/英)

チャーリー・チャップリン

ローザンヌのエリゼ美術館では、特別展「写真の中のチャップリン」を開催。チャールズ・スペンサー・チャップリンの俳優および映画監督としての史実をたどり、彼がつくり上げた世界的に有名なキャラクターのなぞをひも解く。9月24日まで。www.elysee.ch(仏/独/英)

中世芸術

バーゼルのバーフース教会では、たいへん希少な金銀細工や宝飾品、記章、家庭用品、木彫りなどの中世芸術の貴重品を展示。一部の作品制作は西暦500年までさかのぼる。9月25日まで。www.hmb.ch(独)

フィーアヴァルトシュテッテ湖の写像

ルツェルン美術館では「フィーアヴァルトシュテッテ湖の写像展」を開催。17世紀から今日に至るまでの芸術作品、絵や写真による記録などを展示。ウィリアム・ターナーの水彩画やアレクサンドル・カラムの絵画も見られる。10月1日まで。www.kunstmuseumluzern.ch(独/英)

メレット・オッペンハイムの夢の世界

ベルン美術館では、スイスの芸術家メレット・オッペンハイム(1913-1985)のファンタジーワールドを回顧。星のある風景、夢の1シーン、ヘビや神話などの絵は、芸術が彼女の霊薬であり命だったことを示している。10月8日まで。http://www.kunstmuseumbern.ch/index.cfm(独/仏)

風変わりな地図

チューリヒ美術館では、アレクサンドラ・ミアによるデッサン「スイスとほかの島展」が開かれる。公開される「地図」では、人気の観光地にガザ地区やネバダの核実験場などの風景をミックス。8月18日から10月8日まで。www.kunsthaus.ch(独/仏/英)

ヴィンタートゥールのアリス・バイイ

ヴィンタートゥールのフローラ邸では、ジュネーブ出身の芸術家アリス・バイイ(1872-1938)の展覧会を開催。バイイは20世紀初期のパリに広がったアバンギャルド運動で積極的に活動した数少ないスイス人芸術家の一人。10月22日まで。www.villaflora.ch(独)

イギリス人夫妻がアルプス観光を促進

ビュル(Bulle)のグリュイエール美術館では、ジーンとアーネスト・アガード・エヴァンスについての展覧会を開催。このイギリス人夫妻は1890年から1939年までローザンヌに住み、スイスの観光を促進。10月22日まで。www.museegruerien.ch/fr(仏/独/英)

20世紀のスイス巡り

チューリヒ国立博物館では、20世紀のスイスを紹介する作品を展示。労働、ぜい沢、革新、お金や金、危機や闘争など、10のテーマを取り上げる。10月29日まで。www.preview-ausstellung.ch(独/仏)

アフリカと中国の旅行写真

カールとジョルジュ・パサヴァンによる19世紀の旅行写真展をバーゼルの文化博物館が開催。アフリカとアジアを広く旅したバーゼル出身の兄弟が道中に撮った記念写真。11月12日まで。www.mkb.ch(独)

金の織物

リッギズベルク(Riggisberg)のアベック財団が金銀の糸で織られた布を展示。11月12日まで。www.abegg-stiftung.ch(独/仏)

ヒンズーの神ビシュヌ

チューリヒのリートベルク美術館では、17世紀と18世紀のヒンズー教絵画を展示。宇宙の保護者とされるビシュヌを具体化した貴重な作品。12月31日まで。www.rietberg.ch(独/英)

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