スイス人画家フェリックス・ヴァロットン「良き時代」
西スイス出身の画家フェリックス・ヴァロットンの作品50点が、チューリヒ美術館(Kunsthaus Zürich)で現在公開されている。作品のおよそ半数が個人所蔵、もう半数が同美術館所蔵。牧歌的な作品を通し、ヴァロットンは鋭い社会批判をした。展示は9月15日まで。
作品のほとんどが1895~1912年に描かれたもの。17歳の時にパリに移転したローザンヌの画家にとって、この時代が最も生産的に活動でき、成功を収めたときだった。
展示の題名「Schöne Zeiten(良き時代)」には皮肉が込められており、世紀の変わり目における市民生活に対する、ヴァロットンの批判も含まれている。
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