ホワイト・イースター
例年は4月にやってくる復活祭。今年は3月23日といつもより早めだった。そのせいもあってか、この連休は各地で雪に覆われたホワイト・イースターとなった。
雪は連休が始まる聖金曜日に早速降り出し、復活祭の連休が明けた火曜日の朝もまだ一面銀世界だ。
喜ぶ山岳地帯、とまどう平野部
3月24日夜のドイツ語スイステレビ局のニュースでは、スキー場が大賑わいしている様子が映し出されていた。
「シーズン開始の時期に雪がたくさん降り、2月いっぱいは好天続き、そしてイースターの連休にぴったり合わせて再びまとまった降雪」
と、スキー客だけでなく関係者もうれしそうだ。
スイス気象台「メテオ・スイス ( Meteo Suisse ) 」によると、金曜日から土曜日の朝にかけて、山岳地帯では40センチメートルから80センチメートル、場所によっては1メートルの積雪があった。
一方、交通機関では積雪による支障が多く見られた。チューリヒの大手新聞「ターゲス・アンツァイガー ( Tages Anzeiger ) 」電子版によると、金曜日の午後には山岳地帯で電車が一部不通となり、遅延も相次いだ。また、積雪で車両が動けなくなったために閉鎖された道路もあり、各地で車の事故が重なった。
スイスはまだ低気圧の中にあり、降雪は少なくなるが、しばらくは不安定な天気が続くようだ。
swissinfo、小山千早 ( こやま ちはや )
JTI基準に準拠
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。