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アイガー登攀 生死を分ける一歩

ベルナーオーバーラントにそびえる標高3967メートルのアイガーは、アルプスの中でもとりわけ名高い名峰だ。半ば崇拝対象ともなっている北壁をはじめ、高難度のルートは世界中の経験豊かな登山家を惹きつけて止まない。

本動画は、ドイツ語圏のスイス公共放送(SRF)のレポーター、マティアス・リュッシャーさんとグリンデルワルト初の女性山岳ガイド、ラウラ・ボーミオさんが、かの有名なミッテルレギ陵ルートを通じ、山頂へと視聴者を誘うドキュメンタリー。リュッシャーさんはボーミオさんが同ルートでアイガーをガイドした13人目の登山者だ。

※動画は画面右下の設定ボタン(端から3番目)から「日本語」を選択すると、日本語字幕付きで視聴できます。

アイガー(標高3967メートル)への登山は神経の細い人には向かない。左にも右にも支えはなく、足元を見下ろせば数千メートル下までただ岩壁。だが、リュッシャーさんにとっては恐れより魅惑が勝る。生死を分ける細い尾根はほぼ綱渡りに近い。それはボーミオさん自身も経験している。ガイド中、同伴した登山者がミッテルレギ陵で足を滑らせ、ボーミオさんが間一髪で滑落を阻止したという。

ミッテルレギ陵ルートでアイガー登攀に初めて成功したのは、マッターホルン初登攀から約50年後の1921年。ここに至るまで、20年以上にわたって無数の登山家が困難を極めるこのルートの開拓に挑戦した。不可能と思われたこの登攀に初めて成功したのは3人のグリンデルワルト出身の山岳ガイドと1人の日本人。それから100年が過ぎた今もなお、山や稜線の魅力や困難さは衰えるところを知らない。

独語からのDeepL翻訳:小山千早

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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