スイスの視点を10言語で

ウエリ・シュテック~生死の稜線上で~⑪

シュテックの年上の兄2人は幼いころ、末っ子のウエリ・シュテックをあちこち連れまわして可愛がった。シュテックはタフに育った。だが、末っ子として愛されていたことも自覚していた。 

シュテックは過去に、標高4千メートル級のアルプスを自転車で走破することに挑戦。その時には年上の兄であるルネとブルーノも参加し、シュテックは末っ子として兄を慕う姿をカメラの前で見せた。 

2011年、シュテックはエベレストの無酸素登頂に挑む。共に行動しカメラを回したのは、カナダ人登山家のドン・ボウイだ。

「ウエリ・シュテック~生死の稜線上で~」

2020年5月21日にドイツ語圏のスイス公共放送で放送されたスイス人登山家ウエリ・シュテックのドキュメンタリー番組(約1時間35分)。

2017年春にエベレストで滑落し、40歳の若さで亡くなったシュテック。人間離れした登山スピードと卓越した登攀技術から「スイスマシーン」と呼ばれ、数々の新記録を打ち立てた。番組ではそんなシュテックの半生を本人や家族、友人のインタビューと共に振り返る。

スイスインフォでは同番組を5分ずつに分け、日本語字幕付きで水・土曜日の週2回配信する。

※日本語字幕付きで視聴される方は、画面の字幕設定をオンにしてご覧ください。

おすすめの記事
パソコン前のウエリ・シュテック

おすすめの記事

ウエリ・シュテック~生死の稜線上で~⑩

このコンテンツが公開されたのは、 シュテックは、アクセル全開で邁進し目標を達成すると素晴らしい気持ちにはなるが、その反動で落ち込み、一種の虚しさを感じることもあると本音を吐露した。

もっと読む ウエリ・シュテック~生死の稜線上で~⑩

(本文&独語からの翻訳・大野瑠衣子)

人気の記事

世界の読者と意見交換

swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。

他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部