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アルプスの名峰アイガーの景色

アイガーは、スイス中部のアルプス山脈の一峰で、標高3970メートルの山。メンヒ、ユングフラウと並んでオーバーランド三山と呼ばれる。

アイルランド人のチャールズ・バリントンが、1858年に初登頂に成功。1921年には、日本人としては初めて槇有恒が東山稜から登頂した。

アイガー北壁は、別名「死の壁」とも呼ばれる絶壁で、高さ1800メートルの岩壁。グランドジョラスの北壁、マッターホルン北壁とともにアルプスの三大北壁の一つとして有名。その登攀困難なルートは、登山家やロッククライマーの心を惹きつけるが、多くの登山家の死に至る悲劇が相次いだことでも知られる。1969年には、加藤滝男や今井通子をはじめとする7人の登山隊が、世界初直登を達成。そのルートは「日本直登ルート(Japaner Direttissima)」と名を馳せる。

山麓グリンデルワルトのクライネ・シャイデック駅を始発駅とするユングフラウ鉄道は、アイガーとメンヒ両山をトンネルで通過する。終点のヨーロッパ最高地点の鉄道駅のあるユングフラウヨッホでは、スイスの名峰を眺めようと世界中から来た観光客で賑わう。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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