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グルジア紛争後のアブハジア

黒海沿岸に位置するアブハジア(Abkhazia)は、「アブアジア共和国」としてグルジアからの独立を主張している。アブハジアの独立を認証している国は、ロシア、ニカラグア、ベネズエラ、ナウル、ツバル、バヌアツの6カ国。独立を部分的に認めているのは、南オセチア共和国、沿ドニエストル共和国、ナゴルノ・カラバフだ。

現在、ほとんどの国がアブハジアをグルジアの領土と見なしている。グルジア政府の見解では、アブハジアはグルジアの自治領「アブハジア自治共和国」であり、アブハジア政府はグルジアの首都トビリシ(Tbilisi)に亡命している。アブハジアは1993年、グルジア政府軍に勝利し、事実上の独立を手に入れた。だが、この紛争では大量の難民が流出し、グルジア人に対する民族浄化も起こった。1994年には停戦が合意され、長年にわたり交渉が行われてきたが、アブハジアの独立問題はいまだ解決されていない(All images Jonas Bendiksen/Magnum)

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