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2014年、スイスではさらなる雇用の創出があった。とりわけ公的機関の雇用数は右肩上がりだ。(SRF/swissinfo.ch)
およそ2万5千人の新規雇用創出があった2014年のスイス。専門家たちは、2015年には更に2万人の雇用の増加があると見る。
雇用統計によれば、スイスの労働人口は1990年代を通じて一定数を保っていた。それがここ10年は増加に転じ、着実に増え続けている。
この雇用ブームの背景には、EUとの間に結ばれた労働者の自由な移動の合意や、税制優遇措置に後押しされスイスに進出した外国企業の増加がある。
また人口増加や近年の知識重視の社会への移り変わりは、医療や教育分野での雇用創出を促した。
ただ、特に求人数が増えたのは公的機関や政府機関であった。このことが今後のスイス経済においてどれだけ健全かつ持続可能なものなのか、エコノミストたちの間で議論を呼んでいる。
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