自由の戦士ウィリアム・テルがニューヨークを制する?
ゲリー・ホフステッターさんは、イルミネーションを使って山や建築物にモチーフを描くことで世界的に有名なスイスのアーティストだ。スイス建国記念日の前日、ホフステッターさんの手によって米国ニューヨークに4メートルのウィリアム・テル像が出現した。
ホフステッターさんはニューヨークのラット島に7月31日、スイスの自由の戦士ウィリアム・テル像を設置した。ラット島は米国に住むスイス人2人が所有している。
ホフステッターさんはスイスのバンドによる演奏と共に、招待客80人の前でウィリアム・テルを披露した。
ウィリアム・テルをニューヨークに連れて行こうと決めたのは「自由の女神をサポートするためだ。そうすれば2人で、人間の基本的価値である人権を守っていける。民主主義の始まりはアメリカだ。それをスイスが引き継いでさらに改善していく」とホフステッターさんは語る。
ウィリアム・テルのオリジナルの銅像はスイス・ウーリ州のアルトドルフにある。
ホフステッターさんは、「テルは息子の頭上のリンゴを射抜いてはいない。射抜いたというのは伝説だ。だが、テルが今からビッグ・アップル(ニューヨーク市の愛称)へ進出するのは現実の話だ」と、7月31日にラット島で起った伝説ではない現実を語った。
(英語からの翻訳&編集・説田英香)
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