マリの砂漠を巡る「青の民」
遊牧民族のトゥアレグ族は北アフリカ西部にあるマリ、ニジェール、ブルキナファソ、アルジェリア、リビアで暮らしている。過去50年間、自治権の強化を訴え続けてきた。彼らの苦境は、マリ北部で現在繰り広げられる紛争と密接に関わっている。
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1965年スイス生まれ。チューリヒで写真を学んだ後、1989年からフォトジャーナリストとして活動。1990年、スイス人カメラマンの代理店Lookat Photosを設立。世界報道写真財団(オランダ)の世界報道写真コンテストを2度受賞したほか、スイスの奨学金を多数獲得。その作品は多くの展覧会やコレクションで紹介されている。
その鮮やかな青色の民族衣装から「青の民」とも呼ばれるトゥアレグ族。スイスインフォの写真家トーマス・ケルンは、彼らに会いにマリ北部へ向かった。滞在は2001年から2004年。イスラム過激派がこの地方に勢力を広げる以前のことだった。
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