メルケル首相ダボス会議で宣言、「守れない約束はしない」
ダボス会議の初日1月25日は、ドイツのアンゲラ・メルケル首相の開会演説で幕を開けた。
演説の中でメルケル首相は「ドイツはヨーロッパの財政危機打開において、守れない約束はしない。しかし、ユーロを守り団結を維持する努力はする」と宣言した。
次いで、世界経済フォーラム(WEF)のクラウス・シュワブ会長は、「現在の資本主義は、我々を取り巻く社会に適合してない」として、変革を強調。
最後に演説に立ったスイスのエヴェリン・ヴィトマー・シュルンプフ大統領は開催地グラウビュンデン州の出身。「故郷での開催を光栄に思う」と述べた後、欧州の債務危機は直ちに解決さればければならない最優先課題だと語気を強めた。
なお、ダボス会議には40人の各国政府要人と2600人の政界・経済界のリーダーたちが参加している。
(写真 Keystone/Jean-Christophe Bott)
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