危険な動物と共存する方法
スイスでは最近、人に危害を与える恐れがあるという理由で、たった1頭しかいない野生のクマが射殺された。イタリアから国境を越えてやって来るクマの増加が予想される中、クマとの共存が可能かどうかが模索されている。
「問題児」だった3歳のクマM13は今年2月、集落から遠ざけることが難しいとの判断で射殺された。2008年にも、JJ3という別のクマが同じ理由で射殺されている。行政当局は今後、スイスにやって来たクマが同じような運命をたどらないよう対策を取る方針だ。しかし、国境付近に暮らす農家と村の住民が野生動物に対する態度を改めない限り、その実現は難しいという。
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