スイス中央部・インターラーケンで買い物をするサウジアラビアからの観光客
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スイス北東部ザンクト・ガレン州で23日に実施された住民投票により、公共の場で顔を覆うことが禁止されることになった。
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ブルカ禁止に動いたのはスイス全26州でザンクト・ガレン州が2番目。2016年にはティチーノ州が禁止を決めた。連邦政府は国レベルでブルカを禁止するのに反対している。
≫もしも国レベルの国民投票が行われたら?
ザンクト・ガレン州の住民投票では、有権者約50万人のうち賛成7万3830票、「ブルカ禁止法」を支持した。投票率は35.8%だった。
州警察は今後、ブルカやマスクで顔を覆った人物が「公共の安全や宗教的・社会的平穏を脅かすまたは害する」かどうか判断する裁量権を持つ事になる。
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このイニシアチブでは、ベールなど、顔全体を覆うあらゆる衣服の着用をスイス全土で禁止することが求められている。発起人は、右派の政治家と活動家からなるグループ。彼らはスイスが「イスラム化」する恐れがあり、また顔を隠すことが治安問題につながると主張している。同グループは2009年、イスラム寺院の塔ミナレットの新規建設を禁止するイニシアチブを成功させ、国際的批判を呼び起こした。
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ブルカの着用禁止は多数派の専制か
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スイスではこれまでの国民投票の結果、イスラム教の尖塔であるミナレットの新設、イスラム教徒の女性が全身を覆い隠すブルカの着用、ユダヤ教の屠殺方法であるシェヒターが禁止されてきた。はたして宗教的マイノリティは直接民主制の下では差別されやすいのだろうか?ある教授の解決策が一石を投じている。
ティチーノ州では2016年7月以降、顔を覆い隠すベールの着用が禁止されている。同州の住民がそう決定したためだ。
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