スイスは7人で構成する内閣の閣僚が毎年、交代で連邦大統領を務める「輪番制」を取る
Keystone-SDA
スイス連邦議会は11日、ザンクト・ガレン出身のカリン・ケラー・ズッター副大統領兼財務相(急進民主党、60歳)を新大統領に選出した。新副大統領にはギー・パルムラン経済・教育・研究相(国民党、65歳)が選ばれた。
このコンテンツが公開されたのは、
おすすめの記事
おすすめの記事
「スイスのメディアが報じた日本のニュース」ニュースレター登録
スイスの主要メディアが報じた日本関連ニュースを要約した記事を毎週月曜日に配信しています。ご登録いただいた方には記事配信と同時に全文をメールでお手元にお届けします。
もっと読む 「スイスのメディアが報じた日本のニュース」ニュースレター登録
全投票数は232票で、有効投票203票のうち168票を獲得した。23票は白紙、6票は無効だった。35票は他の閣僚に投じられた。任期は2025年1月1日から1年間。
スイスは7人で構成する内閣の閣僚が毎年、交代で連邦大統領を務める「輪番制」を取る。そのためスイスの大統領選挙は一般的に形式的なものとみなされているが、国会議員が連邦内閣のメンバーに対する賛否を表明する場となる。
おすすめの記事
おすすめの記事
今も健在の元大統領 スイスはなんと19人
このコンテンツが公開されたのは、
英国は7人、米国は5人、ドイツとフランスは2人だけ。今も健在の元大統領の人数だ。ところがスイスはなんと19人いる。これは政治が不安定だから、大統領がころころ変わるということなのだろうか?
もっと読む 今も健在の元大統領 スイスはなんと19人
過去10年間、各大統領は平均して議会から178票を獲得している。ケラー・ズッター氏は168票と平均以下だったが、ヴィオラ・アムヘルト氏(2024年大統領)やアラン・ベルセ氏(2023年)、イグナツィオ・カシス氏(2022年)など、ここ数年は軒並み平均を下回っている。
ここ数十年で獲得票が最も多かったのは2019年の大統領を務めたウエリ・マウラー氏の201票だった。最も少なかったのは2011年のミシェリン・カルミ・レ氏の106票だった。
新副大統領はギー・パルムラン経済相が務める。有効投票219票のうち196票を獲得した。パルムラン氏は2015年12月に新閣僚に選出され、国防・国民保護・スポーツ相に就任した。2019年からは経済・教育・研究相を務める。
英語からのDeepL翻訳:大野瑠衣子
おすすめの記事
スイス、PFASの規制強化を検討
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦政府は「永遠の化学物質」の異名を持つ有機フッ素化合物(PFAS)の規制強化に着手した。飲み水の上限値は来年から引き下げられる。
もっと読む スイス、PFASの規制強化を検討
おすすめの記事
ローザンヌ国際バレエコンクール 韓国高校生男子が優勝、安海さんが3位
このコンテンツが公開されたのは、
ローザンヌ国際バレエコンクールの最終選考が8日に行われ、韓国のパク・ユンジェさんが優勝。群馬出身の安海真之介さんが3位で入賞した。
もっと読む ローザンヌ国際バレエコンクール 韓国高校生男子が優勝、安海さんが3位
おすすめの記事
スイス検査・認証SGSが本社移転 ジュネーブからツークへ
このコンテンツが公開されたのは、
世界有数の試験・検査・認証機関であるスイスのSGSは、本社をジュネーブ州からツーク州に移転する。大手多国籍企業の移転は、ジュネーブ州の税収にも影響を及ぼしそうだ。
もっと読む スイス検査・認証SGSが本社移転 ジュネーブからツークへ
おすすめの記事
ローザンヌ国際バレエコンクール2025始まる 日本から13人出場
このコンテンツが公開されたのは、
スイス西部ローザンヌで2日、第53回ローザンヌ国際バレエコンクールが始まった。23カ国から集まった85人の若手ダンサーが8日の最終選考進出を目指し、さまざまな課題曲に挑戦する。
もっと読む ローザンヌ国際バレエコンクール2025始まる 日本から13人出場
おすすめの記事
スイス政府、国際養子縁組を禁止へ
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦政府は29日、国外から子どもを迎える国際養子縁組を将来的に禁止する意向を表明した。虐待防止措置の一環としている。
もっと読む スイス政府、国際養子縁組を禁止へ
おすすめの記事
スイス、全てのカップルへの精子・卵子提供を合法化へ 政府方針
このコンテンツが公開されたのは、
スイス政府は29日、生殖補助医療法を改正し、カップルに対する卵子提供を合法化する方針を発表した。政府はまた既婚・未婚問わず全てのカップルへの精子・卵子提供を解禁する意向を示した。
もっと読む スイス、全てのカップルへの精子・卵子提供を合法化へ 政府方針
おすすめの記事
スイスに感染症情報解析センター発足
このコンテンツが公開されたのは、
感染症に関する情報を収集・解析する「病原体バイオインフォマティクスセンター(CPB)」が23日、スイスの首都ベルンに新設された。集約したゲノムデータを管理・解析し、スイスの感染対策を改善する役割を担う。
もっと読む スイスに感染症情報解析センター発足
おすすめの記事
ETHチューリヒ、気候に優しい除湿機を開発
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの連邦工科大学チューリヒ校(ETHZ)は10日、電気を使わない除湿器を開発したと発表した。壁や天井の建築材として、空気中の湿気を吸収し一時的に蓄えることができる。
もっと読む ETHチューリヒ、気候に優しい除湿機を開発
おすすめの記事
スイスでX離れ進む
このコンテンツが公開されたのは、
スイスで「X」から撤退を表明する企業や著名人が相次いでいる。
もっと読む スイスでX離れ進む
おすすめの記事
スイスの研究者、キノコで発電する電池を開発
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの研究者たちが、キノコで発電する電池を開発した。農業や環境研究に使われるセンサーに電力を供給できるという。
もっと読む スイスの研究者、キノコで発電する電池を開発
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。