カンボジアの子供の命を救った医師「チェロ弾きのベアート」 71歳で死去
カンボジアで多くの子供たちの命を救ったスイス人小児科医ベアート・リヒナー氏が71歳で亡くなった。リヒナー氏の財団が9日発表した。
リヒナー氏はチューリヒ出身。スイスでは「チェロ弾きのベアート(Beatocello)」の名で親しまれていた。1992年にプノンペンに移り、カンボジアの故ノロドム・シハヌーク元国王の要請を受けて市民戦争後のカンタボパ小児病院の再建に尽力した。
17年に無償で病気の子供たちを診療した功績を表彰された。スイスでも定期的にチャリティーコンサートを開き、カンボジアで診療するための費用を集めた。
だが重い病気のため、小児病院の運営を代理人のペーター・シュトゥーダー氏に託して治療に当たっていた。
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