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オーロラから安楽死マシンまで 写真で振り返るスイスの2024年

風景
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この1年、スイスは重要な国際的会議、自然災害、異常気象など、多くの出来事があった。スイスの2024年を写真で振り返る。

2024年、中央ヨーロッパには珍しく、スイスの夜空にオーロラが何度も現れた。集中的な降雪の後に撮影された写真は、幻想的な美しさが漂う。しかし、雪崩後の捜索活動の画像は、その白い輝きが隠し持つ危険性も思い起こさせる。

世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)はいつも通り、国際的に広く認知された。さらに今年は、スイスは別の会議でも広くスポットライトを浴びることになった。それは6月に開かれたウクライナ平和サミットだ。100カ国の高官代表がビュルゲンシュトックに集まり、ウクライナの平和を実現する方法について話し合った。しかし、侵略者であるロシアとその最も重要な同盟国の中国が出席せず、会議の意義は薄れた。

2024年のスイス政治における最大のサプライズのひとつは、基礎年金である老齢・遺族年金(AHV/AVS)の年額支給を1カ月分増額する案が、国民投票で可決されたことだ。この提案に賛成した人々でさえ予想外の勝利となったことは、1回目の中間予測が発表されたときの彼らの表情に如実に現れている。写真ギャラリーの3枚目がその瞬間を捉えている。

また、政治家の人間らしい一面を捉えた写真も。2025年のスイス連邦大統領選挙を目前に控えたカリン・ケラー・ズッター氏が犬と触れ合ったときの表情は、ぜひ下記のギャラリーで見てほしい。

編集:Benjamin von Wyl、独語からの翻訳:宇田薫、校正:ムートゥ朋子

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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