スイス中部ベルナーオーバーラント地方のシュテッヘルベルク(Stechelberg)とミューレン(Mürren)の間に、世界一急勾配のロープウェイが14日開業した。
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ほぼ垂直の絶壁ミューレンフルー(Mürrenfluh)沿いを、最大勾配159.4%(角度58度)のロープウェイが片道わずか4分で昇降する。
ロープウェイの移動距離は約1194m、標高差775mで、キャビンの定員は85人。運営するシルトホルン鉄道(Schilthornbahn AG)外部リンクによると、フル稼働時には1時間に800人が昇降できる。
急傾斜でもキャビンがケーブルにぶつからないよう、キャビンを吊るアームは長さ11mに及ぶ。ケーブルは2本の支柱に支えられ、毎秒7mメートルで無人運転する。 カメラとセンサーが常時監視する。
ミューレンの先のビルク(Birg)までの片道料金は大人79フラン(約1万3600円)。現在、ビルグから頂上シルトホルンまでの区間は工事のため2025年3月まで閉鎖されている。
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ジェームズ・ボンドの舞台にアクセス
新ロープウェイは「シルトホルン鉄道20XX」プロジェクトの1つとして建設された。ジェームズ・ボンド映画「女王陛下の007」(1969年)に登場した「ピッツ・グロリア」として有名なシルトホルンを、最終的には一年を通してアクセスできるようにする計画だ。
同プロジェクトは、シュテッヘルベルク=ミューレン=ビルグ=シルトホルン間の3区間に、それぞれ2つのキャビンを備えた新しいロープウェイを建設する計画。
これにより乗り換えが不要となり、所要時間は32分から18分強に短縮される。シルトホルン鉄道は総工費を9000万~1億フランと見積もる。2026年春までに完了する予定だ。
英語からのDeepL翻訳:ムートゥ朋子
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