死が間近に迫っているとしたら、あなたはどんなふうに人生の終わりを迎えたいですか?読者のみなさんから寄せられた意見を紹介します。
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スイスでのジャーナリストとしての経験が豊富で、さまざまなテーマのビデオ、記事、ポッドキャストを制作。最近は主に政治と環境に焦点を当てている。
英国生まれのビデオジャーナリスト。ノッティンガム大学で法律を学び、ロンドンで初の大学院ラジオ・ジャーナリズム・カレッジに進学。1984年から1995年までイギリスとスイスでラジオ・ジャーナリストとして働き、ボーンマス・フィルム・スクールで映画の大学院ディプロマを取得。
専門はスイス外交、日スイス関係、自殺幇助。日本語編集部の編集者。
日本の新聞社に10年間勤務し、犯罪、政治、スポーツなど幅広いテーマを担当。2017年からはSWI swissinfo.chで社会問題、特に自殺幇助を中心に執筆。
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What does a ‘dignified death’ mean to you?
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O que significa uma “morte digna” para você?
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自己決定権の高まりによって、欧州では自殺ほう助、安楽死を合法化する国が増えています。他方、人間が死をコントロールすべきでないという意見もあります。
あなたにとって、尊厳ある死とは?読者のみなさんから寄せられた意見を紹介します。
スイスの安楽死に関する特集ページはこちら。
>>みなさんからの意見、引き続きお待ちしています。
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あなたにとって「尊厳ある死」とは?
あなたは、家族や友人、知人を看取ったり、最期の瞬間まで付き添ったりしたことがありますか?また、もしあなたがそのような状況になったら、何を望みますか?あなたにとって尊厳ある死とは何ですか?
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死を巡る議論―自殺天国のスイス
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不治の病であれ、生きるのに疲れたのであれ、死について議論する際、自己決定が最も重要であり最後の論拠となる。大多数の人が生の終え方を自分で決めたいと望む。スイスで広く受け入れられている自殺ほう助は、致死量の薬を摂取することで死を迎えるが、この最期の行為は患者本人が行わなければならない。事前に医療の手助けも必要だ。
スイスは自殺ほう助の先進国だ。年老いた人が自殺する権利は事実上規制されておらず、外国人が安楽死を求めてスイスを訪れる「自殺ツーリズム」がブームになっている。このリベラルな現状を見ると、スイスでは自殺ほう助が肯定的に受け止められているような錯覚に陥るが、実際は違う。自殺ほう助は政治や宗教、社会通念や倫理などといった価値観との戦いの連続だ。たとえ差し迫った状況にあるからといって、人の命をどうするか、そもそも問うていいものなのか。自殺ツーリズムを法で規制するか否かの議論はいまだ消えることはない。
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命の灯が消える時、多くの人は病院ではなく、住み慣れた我が家で最期を迎えたいと願う。だが病状によっては、自宅介護が難しくなることもある。そんな人たちの願いを叶える緩和ケア施設がジュネーブにある。
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オーストラリアの医師が開発した自殺カプセル「サルコ(Sarco)」が、世界で初めてスイスで使われるーー少なくとも運営団体はそう望んでいる。しかし医師が介入するスイスの自殺ほう助モデルとは理念が大きく異なるため、スイスの州当局や自殺ほう助団体が強い拒否反応を示している。
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