1969年夏、ジャパン・エキスパート・クライマーズ・クラブ(JECC)のメンバー6人(加藤滝男、今井通子、天野博文、久保進、根岸知、加藤保男)が、アイガー北壁に新ルートを開拓。そのルートは「Japaner Direttissima(日本直登ルート)」と名付けられた。「赤い壁」と呼ばれる難所を通る直登ルートは前代未聞の挑戦だった。
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度重なる落石や天候の激しい変化、滑落、その挑戦はまさに苦闘の連続。しかし、隊長の加藤滝男が自らカメラに収めた写真に疲労感はない。むしろ困難な挑戦に心を躍らせるかのような明るさが感じられる。
写真はグリンデルワルト郷土資料館(Grindelwald Museum)提供、加藤滝男撮影
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今から半世紀前、加藤滝男ら6人の日本人登山家が、アルプス三大北壁の一つであるアイガー北壁に「Japaner Direttissima(日本直登ルート)」を切り開いた。グリンデルワルトの郷土資料館館長で山岳ガイドでもあるマルコ・ボーミオさん(64)に当時の様子や半世紀の間に北壁に生じた変化について話を聞いた。
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