スイス連邦統計局は20日、2023年の人口動態統計の確定値を発表し、2023年の合計特殊出生率は1. 33と、過去最低を更新したことがわかった。前年の1.39から最低水準を2年連続で更新した。
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合計特殊出生率は1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す。連邦統計局の発表によると、スイスの2023年の出生数は8万人と、前の年に比べ2.8%減少した。減少率は前年の8.1%から回復したものの、2021年から続く減少傾向を裏付ける結果外部リンクとなった。
スイス国籍を持つ女性と外国籍を持つ女性の両方で出生数が下がったが、スイス国籍を持つ女性の出生数は4.2%減と、外国籍の女性(0.8%減)よりも大きく低下した。
スイス国籍を持つ子どもの数は5万6100人で、外国籍を持つ子どもは2万3900人だった。
出生数の低下は30歳以上の女性(2.1%減)よりも30歳未満の女性(5.1%減)で顕著だった。第1子出産は30歳未満で4.3%減、30~39歳では1.7%減だった。ただ、40歳以上では3.2%増加した。第1子出産の平均年齢も、前年の31.2歳から31.3歳へとわずかに上昇した。
第2子出産数は2.8%減で、第3子出産数は7.3%減と最も低下した。第3子出生数の減少傾向はすべての年齢層で見られたが、特に30~39歳で顕著だった。 一方、第4子出生数は前の年と比べ1.9%増えた。
英語からの翻訳:大野瑠衣子
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