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スイス領空 閉鎖解除

数日間の休息を強制された後、チューリヒ空港でも運行が再開された Keystone

スイスの領空は4月20日午前8時、閉鎖が解除され、3日ぶりに発着陸が再開した。

しかし、アイスランドからの火山灰の影響はまだ残り、イギリス行きの運行は同日午後7時まで、ドイツ行きは午後2時まで見合わせられる予定だ。
 

遅延の可能性

 スイスの航空会社「スイスインターナショナルエアラインズ ( Swiss International Airlines/略称スイス ) 」の広報担当アンドレア・クロイツァー氏によると、ドイツ路線は運行再開後も遅延が予想される。

 「スイス」の運行再開第1便は午前10時の予定。午前9時には長距離路線が着陸した。しかし、まだ運休となる路線が出る可能性もあるとクロイツァー氏。
「そのため、乗客は空港へ行く前に必ず予約の確認を行ってほしい」

 連邦運輸省民間航空局 ( BAZL/OFAC ) は19日夜、スイス領空の閉鎖を解除した。広報官のダニエル・ゲリング氏は
「火山灰の濃度は航空機に損傷を与えるほどではなくなった。スイス上空ではまだ火山灰が観測されているが、濃度は大幅に低下した」
 と発表した。

 スイス上空の火山灰の状況については、この先も観察が続けられる。民間航空局は各航空会社に飛行状況の報告を求め、情報の基礎を固める意向だ。
 

日本の航空会社の動向

 「日本航空インターナショナル ( JAL ) 」チューリヒ営業所長の青砥玄氏は
「先週末は土曜日も日曜日も電話対応に追われた」
 と話す。空港閉鎖後、予約の取り直しを求める顧客が後を絶たなかったからだ。規制がなかったローマとモスクワへは19日、成田からジャンボ機をそれぞれ1機ずつ送り、臨時便で乗客を日本へ運んだ。現在はロンドン、パリ、アムステルダム、フランクフルト路線は欠航となっている。

 「全日空 ( ANA ) 」ジュネーブ営業支店によると、同社のフライトの見通しは午前10時ごろに発表になる。また昼前には、成田発の欧州便を再開するかどうかが決定されるという。両社とも、詳細はホームページで確認できる。
 
swissinfo.ch

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