スイス政府が他の欧州諸国と歩調を違えたのは、厳しい外出禁止令を出さなかったことだった。かたくなに「国民の自主性」を尊重する国の姿勢に、国民からは戸惑いの声が漏れる。
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国内のレストランはロックダウン(都市封鎖)中、テイクアウトのみの営業は認められた。ある店主はそこに活路を見出そうとするが、なかなかうまくいかない。
2020年4月23日にドイツ語圏のスイス公共放送(SRF)で放送されたドキュメンタリー番組「DOK」の計1時間38分の映像を、1回10分程度に分け、日本語字幕付きで順次オンライン配信します。この番組はスイス政府が非常事態を宣言した直後から、レストランや美容院の店主、病院のスタッフ、企業人に密着。市井の人たちがこの事態にどう向き合ったかを追いました。配信は日本語編集部のFacebook外部リンク、Twitter外部リンクでお知らせします。
チューリヒでレストランを営むメタ・ヒルテブラントさんは、ルームメイトと一緒にテレビで政府会見を見ていた。他国のような厳しい措置を取らない政府の対応にいら立ちをにじませる。
政府はなぜこんなやり方を貫くのか。感染症対策の事務方トップ、連邦保健庁のダニエル・コッホ班長がその理由を語った。
(文・字幕翻訳 宇田薫)
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