ディディエ・キュシュ スーパー大回転で金メダル
2月3日、フランスのヴァルディゼール ( Val d’Isère ) でアルペンスキー世界選手権が幕を開けた。スーパー大回転が行われた開催2日目の昨日、スイス人が20年ぶりに優勝を飾った。
表彰台で金メダルを受け取ったのは34歳のディディエ・キュシュ。彼にとって初めての大きなタイトルだった。
3つ目の金メダル
ヌーシャテル出身のキュシュは、難易度の高いコースで2位のぺテル・フィル ( イタリア ) に1秒近い差をつけてゴールに滑り込んだ。スイス人としてスーパー大回転で優勝したのはキュシュが3人目。初めての優勝は、1987年にスイスのクラン・モンタナ ( Crans-Montana ) で開かれた大会でピルミン・ツルブリッゲンが手にした。そして、その2年後に開かれたアメリカのヴェイル ( Vail ) 大会で、マルティン・ハングルがツルブリッゲンを抑えて優勝した。
また、2007年、スウェーデンのオーレ ( Åre ) 大会ではブルーノ・ケルネンが銅メダルを獲得している。キュシュ自身も同大会の大回転で銅、1998年の長野オリンピックのスーパー大回転で銀メダルを獲得した。
ヴァルディゼールではほかのスイス選手も安定した滑りを見せたが入賞には至らず、ディディエ・デファゴとカルロ・ヤンカは、リヒテンシュタインのマルコ・ビュヘルに続いて8位と9位についた。
swissinfo、外電
金:ディディエ・キュシュ ( スイス ) 1:19,41
銀:ぺテル・フィル ( イタリア ) 1:20,40
銅:アクセル・ルンド・スヴィンダル ( ノルウェー ) 1:20,43
2月2日 ( 月 ) 開会式
2月3日 ( 火 ) 女子スーパー大回転
2月4日 ( 水 ) 男子スーパー大回転
2月6日 ( 金 ) 女子スーパー複合
2月7日 ( 土 ) 男子滑降
2月8日 ( 日 ) 女子滑降
2月9日 ( 月 ) 男子スーパー複合
2月11日 ( 水 ) 団体戦月
2月12日 ( 木 ) 女子大回転
2月13日 ( 金 ) 男子大回転
2月14日 ( 土 ) 女子回転
2月15日 ( 日 ) 男子回転
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