ブラジル、タンザニア、モロッコ、オーストラリアから愛を込めて
2010年に設立75周年を迎えた際、swissinfo.chはそれまでに世界中のリスナーから寄せられた数々の素晴らしい写真の一部をアーカイブから掘り出して公表した。
大半は白黒写真で、スイスを何らかの理由で離れて外国で新生活を始めた人々が自分を写した写真が多い。動物の写真もある。移住先はモザンビークやバルバドス、オーストラリア、マダガスカルまでさまざまだ。
レバノンでスイスの建国記念日を祝っている場面や、カナダでクリスマスツリーを飾っているところ、ウィスコンシンの庭でくつろいでいるところなど、自分撮りが流行する前のこれらの写真は、祖国への愛着という普遍的な感情を示す、歴史的、個人的で貴重な資料だ。
台所のテーブルを囲んでトランプをしているところなど、スイスで撮影された可能性のある場面もあるが、大半の写真は新しい母国の慣習や日常を進んで受け入れている様子を撮ったものだ 。
スイス短波放送サービスは1935年に設立され、78年にスイス国際放送に改名された。99年にswissinfo.chとなったが、その後何年間も、昔のリスナーから手紙や思い出が寄せられ続けた。
(写真・ Christoph Balsiger, swissinof.ch 、文・ Thomas Stephens, swissinfo.ch)
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