公立の学校で授業をしたり教材を寄付したりするスイス企業や団体が増えている。だがビジネス色の強い出前授業に、眉をひそめる向きもある。(SRF, swissinfo.ch)
このコンテンツが公開されたのは、
いくつかの州では、保守系右派政党が州政府に対して教材の中立性に対する苦情を提出した。
ドイツ語圏教職員連盟(LCH)外部リンクも懸念を示す。特にプリント類に企業のロゴが載っている場合は問題が大きいと、ドイツ語圏のスイス公共放送(SRF)は報じた。
企業側は教材が中立性を失わず、児童・生徒が広告宣伝の的にならないように配慮している。
スイスの通信大手スイスコムやアーミーナイフのビクトリノックスなどが行う補習授業は、他の授業とは別扱いだ。このためLCHは、補習授業の教材のあり方に関する自主規制を定めた基本方針を作成。40以上の企業・団体が署名した。
続きを読む
おすすめの記事
教育現場の性暴力 約100人の教師がブラックリストに
このコンテンツが公開されたのは、
スイスには教師のブラックリストが存在する。現在リストに載っている95人の多くは性犯罪を理由に教員免許を取り上げられた小学校の教師だ。しかし、すべての州が問題のある教師を報告しているわけではない。
もっと読む 教育現場の性暴力 約100人の教師がブラックリストに
おすすめの記事
データだけでは分からないスイス教師の給与
このコンテンツが公開されたのは、
スイスで義務教育に当たる教師の収入はどれくらいだろうか?連邦制のスイスでは、各州が義務教育に関する権限を持つため、教師の給与は州によって大きく異なる。また、公式発表される金額と現場の実態との間にも開きがある。 もし、あな…
もっと読む データだけでは分からないスイス教師の給与
おすすめの記事
スイスの人気キャラクター「グロービ」が教える民主主義
このコンテンツが公開されたのは、
子供にとって「民主主義」はとっつきにくいテーマだ。自分たちとは関係のない、大人の世界の言葉に思えてしまうからだ。そこでスイスの民主主義を子供たちに分かりやすく説明する本が登場した。主人公はスイス・ドイツ語圏で絶大な人気を誇るキャラクター「グロービ(Globi)」だ。
もっと読む スイスの人気キャラクター「グロービ」が教える民主主義
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。