乗員乗客10人から新型コロナウイルスの陽性反応があった横浜停泊中の大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に、スイス国籍の乗客2人が乗っていたことがわかった。在日スイス大使館は現在、詳細を確認中。
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦外務省は多国籍の乗員乗客約3700人を乗せた「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客にスイス国籍の乗客2人が含まれていると発表した。
ダイヤモンド・プリンセスは日本発着の外国クルーズ船で、船籍は英国。米国の会社が運航している。
日本の厚生労働省は4日、クルーズ船に新型コロナウイルスに感染の疑いがある乗客を確認。船は入港した3日夜から横浜港の大黒ふ頭の沖合に停泊している。先月25日に香港で下船した乗客の男性(80)の感染が判明したのを受け、3日から船内で全乗員・乗客の検疫が行われていた。
船の乗客は▽感染したと思われる症状が出ているグループ▽香港寄港中に下船したグループ▽感染した香港の乗客男性と接触したグループの3つに分けられ、検査が行われている。
加藤勝信厚生労働大臣は5日、クルーズ船の乗員273人から検体を採取し、検査を実施しているとコメントした。これまでに31人の結果が判明し、うち10人から陽性反応が出たことが確認されている。
陽性反応があった10人は5日午前に下船し、医療機関に搬送された。運航会社プリンセスクルーズによると、陽性反応が出た10人のうち9人は乗客で、日本国籍が3人、オーストラリア国籍が2人、香港から(中国籍)が3人、米国籍が1人。乗務員はフィリピン国籍だという。
船は乗員乗客を乗せたまま、新型コロナウイルスの潜伏期間とされる14日間は横浜港沖で停泊を続ける。
新型コロナウイルスによる死者数は5日時点で500人に迫っている。
おすすめの記事
おすすめの記事
新型コロナウイルスはパニックになるべき存在なのか
このコンテンツが公開されたのは、
世界保健機関(WHO)が中国・武漢市での新型コロナウイルスの感染拡大で「国際緊急事態」宣言を発した。だが中国との貿易や交通を制限するべきではないと訴えている。果たして本当に大騒ぎする事態なのか?いくつか事実をみてみよう。
もっと読む 新型コロナウイルスはパニックになるべき存在なのか
おすすめの記事
11月のスイスアルプス、季節外れの暖かさ
このコンテンツが公開されたのは、
スイスアルプスで、季節外れの暖かさが続いている。スイスで最も標高の高い地点にあるユングフラウヨッホでは観測史上最高を記録した。
もっと読む 11月のスイスアルプス、季節外れの暖かさ
おすすめの記事
スイスでベジタリアン・ビーガン増加 若者・高学歴に多く
このコンテンツが公開されたのは、
スイスで肉食をやめる人が増えている。植物性食品を推進するスイスベジ協会(Swissveg)は30日、スイスのベジタリアンやビーガンの数は過去5年間で約40%増加したと発表した。
もっと読む スイスでベジタリアン・ビーガン増加 若者・高学歴に多く
おすすめの記事
スイスを縦断するツルが過去最多
このコンテンツが公開されたのは、
スイス鳥類研究所によると、スイスでは今季、はやくも過去最多のツルが観察されている。なかには約800羽の大規模な群れもみられた。
もっと読む スイスを縦断するツルが過去最多
おすすめの記事
「金銭目的」で自殺ほう助 スイスの裁判所が元看護師に有罪判決
このコンテンツが公開されたのは、
スイス南部ティチーノ州ルガーノの州刑事裁判所は23日、利己的な動機で他人の自殺を手助けしたとして、自殺教唆・ほう助の罪に問われた同州の元看護師の女(67)に条件付き罰金刑を言い渡した。
もっと読む 「金銭目的」で自殺ほう助 スイスの裁判所が元看護師に有罪判決
おすすめの記事
スイス、外来診療の新料金体系で合意 定額制を一部導入
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの医療機関団体は22日、外来患者向けの新料金体系を承認したと発表した。エリザベット・ボーム・シュナイダー内務相は積年の議論に決着がついたことを歓迎した。
もっと読む スイス、外来診療の新料金体系で合意 定額制を一部導入
おすすめの記事
スイス製武器の再輸出解禁案まとまる 主要政党の賛否まとまらず
このコンテンツが公開されたのは、
スイス国民議会(下院)安全保障委員会は、スイス製武器の再輸出の解禁案をまとめた。武器の輸出から5年経過を条件に、ウクライナなど紛争中の第三国への再輸出を認める内容だ。ただ主要政党の間では賛否が割れている。
もっと読む スイス製武器の再輸出解禁案まとまる 主要政党の賛否まとまらず
おすすめの記事
スイスで「ニュース離れ」さらに深刻に メディア品質年鑑
このコンテンツが公開されたのは、
チューリヒ大学公共・社会研究センターが毎年まとめる「スイスメディア品質年鑑」2024年度版で、スイスでニュースを平均以下の量しか消費しない人の割合は46%と、過去最高を更新したことがわかった。スイスメディア全体の質は引き続き「良好」と評価された。
もっと読む スイスで「ニュース離れ」さらに深刻に メディア品質年鑑
おすすめの記事
アイスホッケーのスイス代表、国旗の白十字使用認められず
このコンテンツが公開されたのは、
アイスホッケーのスイス代表チームは、ユニフォームにスイスの国旗である白十字の紋章を付けることができなくなった。スイスアイスホッケー連盟(SIHF)が連邦行政裁判所に提出した申請が遅すぎたのが原因だ。
もっと読む アイスホッケーのスイス代表、国旗の白十字使用認められず
おすすめの記事
スイス、ロシアに追加制裁 輸出規制を強化
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦政府は16日、ウクライナに侵攻するロシアへの追加制裁を発表した。ロシアの産業・軍事・技術に必要な製品の輸出規制が強化されるほか、政党、NGO団体、報道機関がロシア政府からの寄付を受け取ることが禁止される。
もっと読む スイス、ロシアに追加制裁 輸出規制を強化
おすすめの記事
チューリヒの一等地にパン屋開業 高級街に転機か
このコンテンツが公開されたのは、
高級ブランドが立ち並ぶチューリヒのバーンホフ通りにパン屋が開業し、大きな話題を呼んでいる。通りを象徴する百貨店の撤退や再開と合わせ、街の大きな転機になるとの指摘もある。
もっと読む チューリヒの一等地にパン屋開業 高級街に転機か
続きを読む
おすすめの記事
武漢に帰ったスイス・中国人一家
このコンテンツが公開されたのは、
中国で新型コロナウイルスによる肺炎が広がり、震源地の武漢市は世界から隔離されつつある。春節(旧正月)に香港に旅行していたスイス・中国人家族が、武漢に帰宅するまでの道のりは困難を極めた。
もっと読む 武漢に帰ったスイス・中国人一家
おすすめの記事
新型コロナウイルスの影響、ローザンヌ国際バレエコンクールにも
このコンテンツが公開されたのは、
3日、ローザンヌ国際バレエコンクールの審査初日に、25カ国から参加者77人が集まった。中国・武漢市の新型コロナウイルスによる影響で、中国・遼寧省の生徒3人が出場を辞退した。
もっと読む 新型コロナウイルスの影響、ローザンヌ国際バレエコンクールにも
おすすめの記事
コロナウイルス検出キットを開発 スイスの病院
このコンテンツが公開されたのは、
中国で新型コロナウイルスによる肺炎が相次ぐ中、ジュネーブ大学病院が同ウイルスの検出試薬キットを開発した。
もっと読む コロナウイルス検出キットを開発 スイスの病院
おすすめの記事
新型コロナウイルスに効果?特殊な糖分子を開発
このコンテンツが公開されたのは、
スイスと英国の研究者グループが、糖の分子構造を改良し、人体に害を与えずにウイルスを殺せる仕組みを完成させた。中国で発生した新型コロナウイルスにも適用できるかもしれないという。
もっと読む 新型コロナウイルスに効果?特殊な糖分子を開発
おすすめの記事
新型肺炎、スイスが国際的な対応策呼びかけ
このコンテンツが公開されたのは、
中国で感染が拡大する新型コロナウイルスによる肺炎をめぐり、スイスのアラン・ベルセ内務相は、スイスは緊急時の体制は整っているとし、パンデミック(世界的大流行)を防ぐための国際的な取り組みを支援する用意もできていると語った。
もっと読む 新型肺炎、スイスが国際的な対応策呼びかけ
おすすめの記事
欧州航空会社、中国発着便の欠航を延期
このコンテンツが公開されたのは、
スイスインターナショナルエアラインズ(SWISS)と親会社ルフトハンザは、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中国発着便の運航停止を延長すると発表した。
もっと読む 欧州航空会社、中国発着便の欠航を延期
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。