スイス文学の中でも一番人気のある「ハイジ」。そのハイジの実写映画が、有名なスイスの俳優ブルーノ・ガンツをキャストに迎え、間もなくスクリーンに戻ってくる。(SRF/swissinfo.ch)
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1881年、スイスの作家ヨハンナ・シュピーリによって書かれた児童文学「ハイジ」は、アルプスの山に住む気難しい祖父に預けられた幼い孤児ハイジが、祖父との交流の中でお互いに対する愛情を育みながら暮らす様子などを描きだしている。
「ハイジ」はこれまで、映画やテレビなどで数え切れないほど映像化されてきた。間もなく公開されるドイツ語版の最新作は、フランスの映画制作会社「スタジオ・カナル(Studio Canal)」が、ハイジ役にアヌーク・シュテファン、ペーター役にクイリン・アグリッピを迎えて制作。ハイジの祖父には、スイスの俳優ブルーノ・ガンツを配した。ガンツは「ベルリン・天使の詩」「ヒトラー~最後の12日間~」「愛を読むひと」などへの出演で知られている。
スイス国営テレビがグラウビュンデン州のロケ地を訪ね、出演者に話を聞いた。
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さようならブルーノ・ガンツ
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スイスの俳優、ブルーノ・ガンツさんの訃報は世界を駆け巡った。国際的な報道機関が独特の演技力を称賛する一方で、スイスのメディアは氏の人間性に焦点を当てた。
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アルプスの少女ハイジ 実写映画、8月に日本公開予定
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8月下旬に日本で公開予定の映画「ハイジ アルプスの物語」(原題「Heidi」)は、スイス史上最大の成功を収めたスイス映画として称賛されている。(Claussen Wöbke Putz Filmproduktion/Zodiac Pictures International, swissinfo.ch)
同作品は2015年の初公開からスイスで百万人、さらに世界中で240万人の観客を動員。制作費は850万フラン(約10億4千万円)で、スイスとドイツで合作された。
スイス人監督アラン・グスポーナーはスイスインフォのインタビューで、ヨハンナ・シュピリの原作「ハイジ」により忠実な、美化されていない作品作りに注力したと答えている。
ハイジ役を演じたアヌーク・シュテファンは、原作の舞台となったグラウビュンデン州出身。演技の経験は無かったが、オーディションで500人の候補者の中から選ばれた。またハイジの祖父を、スイスの有名な俳優ブルーノ・ガンツが演じている。作中ではスイス特有の方言、スイスドイツ語も話されている。
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映画界を魅了し続ける物語「ハイジ」
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底抜けに元気がよくて明るい、スイスの象徴ともいうべき「ハイジ」。そのハイジが間もなくスイス・ドイツの合作映画としてスクリーンに戻ってくる。白黒の無声映画からアニメに至るまで、これまでに何度となく映画化されてきたハイジの物語。だが、今再び新しい作品が制作される理由は何だろう?
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「ウルスリのすず」撮影現場より
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物語の舞台は、スイスのウンターエンガディン地方。この地方では、毎年3月1日に冬の終わりと春の始まりを祝う行事があり、子供たちがカウベルを鳴らしながら村を練り歩く。ウルスリ少年もその日を楽しみにしているが、小さなカウベルし…
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