電車の中でのトラブルは、スイスでも日常茶飯事だ。車内で嫌がらせを受ける女性、車内に設置されたゴミ箱に小便をする男性など、目を疑うような行為が電車の中で度々繰り広げられている。そこで活躍するのが監視カメラ。スイス連邦鉄道の鉄道警察が管理するオペレーションセンターをのぞいてみた。(SRF/swissinfo.ch)
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スイス連邦鉄道の鉄道警察がモニターする監視カメラの数は、現在、駅で約1600台、近距離列車では約1万2千台に上る。こういった監視カメラは今後も増設される予定だ。
犯罪に対処し防犯を図る上で監視カメラは欠かせない存在になりつつある。そのためスイス連邦鉄道は監視カメラを担当する警備員を今年に入って2倍以上に増員した。
2017年には遠距離列車にも監視カメラが導入される予定だ。
乗客の安全確保に向け、スイス連邦鉄道は数年前に「防止、警告、抑制」という方針を打ち出した。ユニホーム姿の警備員がパトロールする他にも、監視カメラが防犯に生かされている。
暴力や盗難に関するトラブルの解消率は8割に上る。スタッフが監視カメラの取り扱いに慣れてきたことも良い結果に結びついたと鉄道サイドは見ている。
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