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1998年ジュネーブでクリントンに歩み寄ろうとしたカストロ

キューバのフィデル・カストロ国家評議会議長(当時)は1998年、主要国首脳会議(サミット)の一環として訪問したジュネーブで、ビル・クリントン米大統領(当時)と友好関係を結ぼうとする。カストロ議長の望みは叶わなかったが、このキューバの最高指導者は国際社会に強い印象を残した。

世界保健機関(WHO)と世界貿易機関(WTO)の前身である関税貿易一般協定(GATT)の発足50周年に当たる98年、世界中から国家元首や高官がスイスのジュネーブに集まった。その中にはカストロ議長とクリントン大統領の姿もあった。

ソ連の崩壊を受けて、カストロ議長はサミットがキューバと米国との関係を改善する機会になることを期待していた。しかし、両氏ともジュネーブのインターコンチネンタルホテルに滞在していたにもかかわらず、国連欧州本部の総会議場でしか両氏が接近する機会はなかった。

クリントン大統領はカストロ議長の出席を認めていなかったが、カストロ議長は他の多くの人々に強い印象を残した。カストロ議長にインタビューしたフランス語圏のスイス公共放送(RTS)のジャーナリストは、カストロ議長を「非常に魅力的な人物」として記憶している。

このビデオは、ニュース・情報プラットフォームジュネーブ・ビジョン外部リンクのサイトへに掲載された記事の転載・翻訳です。ジュネーブ・ビジョンはフランス語圏のスイス公共放送(RTS)のパートナー企業です。

(英語からの翻訳・江藤真理)

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