東京でセカンドライフ

スイス・ジュネーブに暮らす6人家族は2019年、「第2の人生」を送るため外国の地でパティスリー開業を目指すことに。知識も言語もないまま東京に移り住んだ。

フランス語圏のスイス公共放送（RTS）が制作したドキュメンタリー映画「2nd Life」では、2019年にスイスを離れ、東京でパティスリー兼カフェを立ち上げることを決めたトランシェリーニ・マルティネスさん一家の奮闘を追った。父と母、長女（19）、次女（17）、三女（13）、長男（7）の6人家族だ。

長女は学業を断念して起業し、次女はパティシエに。下の2人はリセ・フランセ・インターナショナルに通う。

映画は三女ユマの視点から描かれる。ユマは無料大衆紙20min.とのインタビューで「日本に到着して吹き替えの収録を始めるまで（自分が主役だということに）気がつかなかった。 監督もRTSチームも私を頼りにしてくれていると感じた。 ストレスはあったが、大きな誇りでもあった」と語っている。

映画はテレビで放映され、YouTubeでも配信された。その直前、ユマは当然ながら不安を感じていたという。「ただ正直になればいいと思っていても、人々は私や私の家族をどう思うのだろう。 わかっていても、みんなを喜ばせることはできないと思うと複雑な気持ちになる。 その現実を受け入れるのは難しい」

仏語からのDeepL翻訳：ムートゥ朋子