スイス東部のミュスタイアの谷には、ヨーロッパでも最も古い教会の一つがある。中世にはこの修道院にカール大帝(シャルルマーニュ)が聖人として崇敬された。
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これまでの歴史の中で、何千人という人々がスイスという国と社会の形成に貢献してきた。その人々の物語、戦い、革新的な考え、そして目立たなくとも重要な意義を持った変革が、何世代にもわたって受け継がれ、今、スイスの歴史書に記されている。そうした豊かな歴史的遺産が、スイスの至る所に残っている。人目に触れず、隠れてたたずむ遺産もあれば、誰も知らないような無名の遺産もある。
イタリア語圏のスイス公共放送RSIが制作した「スイスの七不思議シリーズ」では、スイスの文化的遺産の一部となっている歴史的な出来事や神話、伝説にゆかりのある七つの場所を厳選して紹介する。
シリーズの第3回目は、1983年にユネスコ世界文化遺産に登録された聖ヨハネベネディクト会修道院を紹介する。この修道院の起源には、現実と伝説が入り混じっているようだ。
(RSI, swissinfo.ch)
(英語からの翻訳・由比かおり)
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