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チューリヒ映画祭、最優秀賞にルンガーノ・ニョニ監督 伊藤詩織監督作品は2部門受賞

第20回チューリヒ映画祭(ZFF)が10月3日~13日開かれ、ルンガーノ・ニョニ監督のコメディ映画「On Becoming a Guinea Fowl」が最優秀作品賞を受賞した。2位には伊藤詩織さんが監督したドキュメンタリー映画「Black Box Diaries」が選ばれた。

映画祭審査員団はニョニ氏の作品外部リンクについて、「映画の最初の1分から、息を呑むような素晴らしい音楽、絶妙なサウンドデザインと俳優陣の演技で、見ごたえのある映像の世界に引き込まれた」と高く評価。ニョニ氏は近く、ハリウッドを席巻するだろうとも述べた。

自身が受けた性的暴行の調査過程を記録した伊藤詩織監督のドキュメンタリー作品外部リンクは、ドキュメンタリー賞と観客賞の2部門で最優秀賞を受賞した。ドキュメンタリー部門の審査員は同作品を、「彼女のレジリエンス、率直さ、そしてデリケートな部分をもさらけ出す勇気に圧倒された」と評価した。また「丁寧な編集」で「繊細かつ緊張感あふれる作品」に仕上がっているとも述べた。

英語からの翻訳:大野瑠衣子

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