スイスの視点を10言語で

痛みと苦労を垣間見るベジャール・バレエ団の成功裏

世界的に有名なバレエ団「ベジャール・バレエ・ローザンヌ」の稽古場では、「魔笛」のリハーサルが行われていた。バレエダンサーの優雅な動き、体に刻み込まれた完璧な振り付け。その裏には不屈の努力と根気、そして痛みが伴う。

柔軟ストレッチやバランストレーニングを行い、筋肉から指先までの動きを入念に確認するベジャール・バレエ団のダンサーたち。彼らの足にかかる負担は多大だ。ダンサーたちが芸術のために耐えている痛みを一度目にしたとたん、これまでの目線でバレエを見るのが難しくなる。

ベジャール・バレエ団は1987年、ローザンヌに設立。10年前に逝去した振付師モーリス・ベジャールのスタイルは今日のバレエ界においても大きな影響を与え、現在は芸術監督ジル・ロマン氏を通して引き継がれる。同バレエ団は19カ国から来た44名のダンサーを引き連れて世界各地を周り、今秋には日本でも公演を行う。

(英語からの翻訳&編集・説田英香)


swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。

他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部