世界的に有名なバレエ団「ベジャール・バレエ・ローザンヌ」の稽古場では、「魔笛」のリハーサルが行われていた。バレエダンサーの優雅な動き、体に刻み込まれた完璧な振り付け。その裏には不屈の努力と根気、そして痛みが伴う。
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中国で中国語と中国文学を学ぶ。スイス移住後にコンピュータネットワーク技術を習得。 その後に記者経験を積み、メディア、写真技術、コンピュータプログラミングなどについて知識を深めた。2001年に中国語編集部の立ち上げに加わったことを機にswissinfo.ch入社。
英国生まれ。1994年からスイス在住。1997年から2002年までチューリヒでグラフィックデザインを学ぶ。数年前に写真編集者に転身し、2017年3月からswissinfo.chのチームに参加。
柔軟ストレッチやバランストレーニングを行い、筋肉から指先までの動きを入念に確認するベジャール・バレエ団のダンサーたち。彼らの足にかかる負担は多大だ。ダンサーたちが芸術のために耐えている痛みを一度目にしたとたん、これまでの目線でバレエを見るのが難しくなる。
ベジャール・バレエ団は1987年、ローザンヌに設立。10年前に逝去した振付師モーリス・ベジャールのスタイルは今日のバレエ界においても大きな影響を与え、現在は芸術監督ジル・ロマン氏を通して引き継がれる。同バレエ団は19カ国から来た44名のダンサーを引き連れて世界各地を周り、今秋には日本でも公演を行う。
(英語からの翻訳&編集・説田英香)
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