スイスの画家フェリックス・ヴァロットンが英王立芸術院に登場








フォトエディターとして、SWI swissinfo.chでの写真の編集利用と写真家とのコラボレーションを担当。機会があれば、カメラを持って記者に同行する。 チューリヒで写真家として訓練を受け、1989年からフォトジャーナリストとして活動。1990年にスイスの写真家エージェンシー、ルックアット・フォトスを設立。ワールド・プレス・アワードを2度受賞し、スイスの奨学金制度も利用。作品は広く展示され、様々なコレクションに収蔵されている。
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スイス人画家フェリックス・ヴァロットン(1865~1925年)の作品が現在、ロンドンの王立芸術院で展示されている。今秋にはニューヨークのメトロポリタン美術館でも展示予定だ。
ロンドンはフェリックス・ヴァロットンがよく訪れた場所だったが、1976年を最後に彼の作品は展示されていない。この空白期間に今年終止符が打たれ、王立芸術院で開催中の「フェリックス・ヴァロットン―不穏の画家外部リンク」展では現在ヴァロットンの絵画や版画80点超を展示している。
「ヴァロットンの絵は人々を誘惑しようと描いたものではないと思う。着飾ったものではないし、努力が必要だ」。フェリックス・ヴァロットン財団でキュレーターを務めるカティア・ポレッティ氏は、フランス語圏のスイス公共放送テレビ(RTS)にこう話した。「絵の前で立ち止まって、何が描かれているのかしばらく考えないといけない。彼の作品には不穏なものが多く、見る人の考えを遮ったり時には混乱させたりすることさえある」
フェリックス・ヴァロットンはスイス西部ローザンヌに生まれ、当初は肖像画家として才能を発揮した。国際的な評価を築いたのは1890年、主に木版画だった。20世紀に入り、絵画商人の娘と結婚した後に、絵画に主軸を移した。ヴァロットン財団のホームページ外部リンクには「ヴァロットンは最上流の芸術家社交界に属し、ほぼすべての主要国際展覧会に出展し、生徒からの称賛を集めた。そして新世代の全画家にとって手本となった」と記されている。
英王立芸術院の展覧会は9月29日まで開催中。その後ニューヨークのメトロポリタン美術館で10月29日から来年1月26日まで開催される。
(英語からの翻訳・ムートゥ朋子)
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