ジュネーブのライトアップ・フェスティバル
現在ジュネーブでは伝統的なクリスマスの飾りとともに、特別に用意されたインスタレーション、プロジェクションマッピングが街全体を幻想的にライトアップしている。
テーマはコロンビアのジャガー、ヘビ、UFO、灯台などさまざまで、あちこちでライトアップを目にした地元の人々、街を訪れた人たちから感嘆の声が上がる。
今回で第3回目の開催となったライトアップ・フェスティバル
「Geneve Lux(ジュネーブ・リュクス)外部リンク」では、スイスと国外のアーティストたちによる17のライトアップ・インスタレーションが楽しめる。作品は湖の両側に点在し、同フェスティバルの開催は2017年1月末まで。
街の壁や屋根、木々、橋などが光で彩られ、夜になればまるで空中に浮かんでいるかのようなインスタレーションは、夜遅めのクリスマス・ショッピングを楽しむ客たちの空間を幻想的に演出している。市内中心部を流れるローヌ川の川面も、インスタレーションの光によって静かに照らし出される。
湖畔沿いにあるフォーシーズンズホテル・デ・ベルグの壁にプロジェクションマッピングで映し出されるビデオは、生前スイスで活動していた画家コンラッド・ヴィッツ作の「Miraculous draught of fish(奇跡の漁(すなど)り )」に感化され制作された。同作品はジュネーブ美術歴史博物館に展示されている。
(文・ Simon Bradley、 swissinfo.ch 英語からの翻訳・大野瑠衣子)
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