黄金期の名残
カンボジアの黄金期、1950年代後半から1960年代にかけて、スイスとカンボジアの国籍を持つ建築家ヴァン・モリヴァン氏は数多くの建物を設計した。それらは現代と伝統を調和させようとしたこの国の努力を象徴するものだ。
1970年のクーデターにより、カンボジアの平和と独立の時代は短命に終わった。モリヴァンさんはその後スイスへ移り、10年間国連(UN)に勤務する。1991年再びカンボジアに渡り、政府の要職を数多く経験。しかし現在、彼が設計した建物の多くは開発プロジェクトや土地取引の犠牲となりつつある。
(文と写真:フェデリク・ビュルナン、swissinfo.ch/New Khmer Architecture 1953-1970、バンコク、2006)
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