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Expo.02 15日に開幕

エキスポ02・ビール会場. expo02.ch/Yves André

8年前の開催決定以来、財政面、運営面での様々な危機と混乱に見舞われたExpo.02(エキスポ02)が15日開幕する。「スイスの多様性と絶えない変化」をテーマに、スイス西部の3つの湖(ビール湖、ムルテン湖、ヌーシャテル湖)の湖畔の4会場(Arteplages)で5月15日から10月20日まで開催される。

各会場は、テーマ別に構成されている。ビール(ビエンヌ)会場は「力と自由」、ムルテン会場は「瞬間と永遠」、ヌーシャテルは「自然と人工」、イヴェルドン=レ=バンは「私(個人)と世界(宇宙)」、そして「意味と動き」が湖上の船上会場だ。Expo.02を訪れた人々は、「チョコレートとチーズ」という典型的なイメージとはかなり違ったスイスを発見することだろう。ネリー・ウェンガー・エキスポ運営委員会委員長は「Expo.02ではスイスは多様な絶えず変化している国だという事を提示したい。訪れた人々は、各会場で提示する意味を分析し疑問を抱いてもらいたい。」と言う。

過去のスイス博覧会は、それぞれの時代の形成に一役かってきた。1939年の博覧会はスイス軍の強化を促進した。前回64年のエキスポでは、テクノロジーが重要な役割を果たす新しい世界を予見した。Expo.02は、何をもたらすのだろうか?

5会場38パビリオンでは、1500の展示と10、000のショーおよびパフォーマンスが催される予定で、特別テーマ・デーも開催される。運営委員会は、開催中国内外から500万人の観客動員を期待する。

Expo.02は8年前の企画当初から、役員の総入替えに始まり財政(大手企業のスポンサー降板)、人事、運営上の様々な問題が続発し、一時は開催が危ぶまれ、当初2000年開催の予定が2年伸びた。政府は開催実現のため再三公的資金を投入し、最終的にはExpo.02の予算総額15億スイスフランの半分以上にあたる8億3800万スイスフランを国民の血税で賄った。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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