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その疑問、スイスインフォがお答えします

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スイスインフォが先月、読者の皆様にスイスやスイス人に関する質問を募集したところ、質問フォームやソーシャルメディアでもたくさんの質問が寄せられました。お寄せいただいた質問のいくつかを解説します。

どのようにして、永世中立国になったのですか?(りる55さん)

フランス、ドイツ、イタリア、オーストリアに隣接している小国スイスは、安全保障政策として中立国になりました。多言語・多民族国家のスイスが永世中立国とならなければ、国内は分裂していたでしょう。また、大国に囲まれたスイスは近隣諸国の戦争に巻き込まれることないよう、独立した中立の立場をとらざるをえなかったことから、永世中立国の道を選びました。

歴史家のオリヴィエ・ムーリィさんはこう説明しています。

武装中立の歴史はこちらのシリーズをどうぞ。

冬のベルンを訪れたときに、トラムや電車にスキーブーツを履いたまま乗ってくる人がいて、びっくりしました。スキーブーツを履いたまま歩いたり、階段の上り下りは大変だと思うのですが、なぜケースに入れて持っていって、スキー場で履き替えないのでしょうか。(小林暁子さん)

スイスインフォのデール・ベヒテル・チーフエディターに聞きました。「いい質問ですね!みんながみんなスキーブーツで電車にのるわけではないけど、確かにいますね。いまどきのスキーブーツは、僕の意見ですが、短い距離なら歩きやすいです。ブーツをケースに入れて運んだら、スキー場についた時にケースの保管場所を確保しないといけないですよね。多くのスイス人は日帰りでスキーに行くので、スキー場に着いたら一刻も早く滑りたいのです。荷物に煩わされる時間が惜しいです」

一言でいうと、「それがスイス人流の『身軽な旅行』なんです。『普通の靴』を持ち歩かなくていいでしょ」(スイスインフォ・ドイツ語編集部のクリスティアン・ラーフラウプ記者)。

そんなスイス人ですが、スキー人口は10年前に比べ2割減っています。電車内のスキーブーツが迷惑がられたから…ではなく、こんな理由があります。

スイス建築の規定で各家の核シェルターと言うものをずいぶん前に聞いてますが、実際に存在するのでしょうか? 私が見ている限りではガスから隔離できても対放射線に関してはシェルターになってないと思うのですが…(尾関千恵子さん)

1963年、民間防衛に関する連邦法によって、スイスではすべての建物に核シェルターの設置が義務付けられました。2012年の国民投票で民間の家に設置する義務は廃止されましたが、現在でも多くの民家の下には核シェルターがあります

その防御力については、こちらの動画をご覧ください。

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このコンテンツが公開されたのは、 スイス西部の9つの村を対象とする地方緊急対策組織ORCOCのジャン・マルク・フェレー会長が、原子力事象が発生した際に住民が避難する地下シェルターを案内した。

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各家庭のシェルターが全てここまでの施設を備えているわけではありませんが、核の脅威が高まる今、シェルターの役割は再び見直されています

ちなみにシェルターの使い道は緊急避難場所だけではありません。難民の収容ホームレスの寝床仮想通貨の金庫など、「安全」が求められるあらゆるものに活用できます。多くの家庭では、買いだめした洗剤やワインを保管しています。

チューリッヒに7年以上住んでいる二児の母です。 何年も前から疑問なのですが、男性が全然紳士的じゃない事に疑問を感じています。 交通機関を待っている時など、子供がいる横でタバコを平気で吸い始めたり、電車から降りるときたまたまのタイミングで私の方が先に降りたら舌打ちされたり、早々に席を陣取って、子供連れの親子の事考えてないなど。よく日本人が、ヨーロッパの人達はみんなジェントルマンって思っているけど、この国にいてジェントルマンに会った経験がないです。 むしろ日本に帰国した時の方が人は親切だと思いました。(花さん)

ご苦労されますね。確かにスイス人の交通機関でのマナーはあまり良いとは言えないようです。ある程度耐えるしかないですが、あまりに酷くトラブルになりそうなら鉄道警察に頼るのも手です。

ヨーロッパのジェントルマンといえばイギリスですが、イギリスと違ってスイスには王室や貴族がいないこともマナーの悪さに影響しているとの説があります。同じアジアでも日本と韓国が違うように、イギリスとスイスも違うのですね。

このほかにも多くの質問をいただいており、編集部内で回答を検討中です。また質問は今後も常時受け付けておりますので、こちらのフォームより投稿ください。


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