家も庭先もクリスマス一色に輝く町リース
ベルン州の自治体リースでは、毎年クリスマスの時期になると町の住人たちが家や庭先をクリスマスのイルミネーションで美しく飾りつける。その華やかな光を一目見ようと、スイス各地からはもちろん、国外からも見物人が集まってくる。
数年前、クリスマスイルミネーションをこよなく愛する一部の住人が独自に始めたのがきっかけだった。今では、毎年クリスマスが近づくとリースの町の一画が光の波に包まれる。庭先のサンタクロース、トナカイやソリ、カラフルな電飾をつけた光る植木もあれば、家の軒下や壁全体に施された星の飾りなどもある。
イルミネーションの準備は、夏ごろから始められる。今年はどんなイルミネーションにするかを計画し、そのためには何を作って何をどこに飾るか考える。冬が近づくといよいよ大仕事の始まりだ。雪だるまや星、トナカイなどの置物、それから何千個もの小さな電球がついた数十メートルの光のケーブルなどを地下の物置から運び出し、入念に飾り付ける。
このようなクリスマスイルミネーションを「キッチュ」で悪趣味だと言う人もいるかもしれないが、イルミネーションの光は、聖なる夜を迎える喜びをもたらす、美しい光でもあるのだ。
(写真・Christoph Balsiger、swissinfo.ch 文・Gaby Ochsenbein、 swissinfo.ch)
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