スイスの公共放送が持つ多彩な顔
















スイスの公共放送には長い歴史がある。そして今、若い世代に公共放送をどうアピールしていくか、試練の時を迎えている。

フォトエディターとして、SWI swissinfo.chでの写真の編集利用と写真家とのコラボレーションを担当。機会があれば、カメラを持って記者に同行する。 チューリヒで写真家として訓練を受け、1989年からフォトジャーナリストとして活動。1990年にスイスの写真家エージェンシー、ルックアット・フォトスを設立。ワールド・プレス・アワードを2度受賞し、スイスの奨学金制度も利用。作品は広く展示され、様々なコレクションに収蔵されている。

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スイス公共放送協会(SRG SSR)が制作する番組の範囲は多岐にわたる。とりわけ同じ番組を四つの公用語(ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語)で制作し、さらに国際部スイスインフォのカバーする言語が英語、日本語、スペイン語など7か国語に上ることを考慮すればなおさらだ。この言語の多様性ゆえに、スイス公共放送のインタビューに応じる人物は、ドイツ語圏の局SRF、フランス語圏の局RTSなど複数局のマイクを向けられることも珍しくない。
市民ジャーナリズムやYouTubeの人気によって、ユーザーの獲得競争は熾烈を極める。その中でも課題とされるのは、動画配信サービス「Netflix」などに慣れ親しんだ若者世代にどうリーチするかという点だ。
一方、昨年3月の国民投票で、スイスの有権者は公共放送受信料廃止を求めるイニシアチブ(国民発議)「ノー・ビラグ」を否決した。スイス国内では一世帯につき、ビラグと呼ばれる年間365フラン(約4万円)の公共放送ラジオ・テレビ受信料の支払いが義務付けられている。
投票から1年後の4日、ベルンで初の国際公共メディア会議が開かれる。欧州各地の業界関係者が集まり、公共メディアの将来のほか、今後の政治、財政、技術的変化にどう対応していくべきかを議論する。
(英語からの翻訳・宇田薫)
(英語からの翻訳・宇田薫)
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