ランギエ峠で開かれた1914年の第一次世界大戦国民動員追悼式典で、妨害活動を行うジュラの分離主義者たち。1964年、名もなき兵士の銅像前で(KEYSTONE/PHOTOPRESS-ARCHIV/Str)
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銅像は分離主義者たちが破壊。修復もされなかった。1984年6月1日撮影(KEYSTONE/Str)
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ドゥレモンで行われた「反ベルン」デモ。1965年(KEYSTONE/Str)
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ジュラ分離派の若手活動家が、ベルンのサッカースタジアムの芝を燃やして「ジュラを解放せよ」と文字を刻んだ (KEYSTONE/STR)
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同じ若手の分離主義者たちが、ベルン議会に乱入。1968年12月11日撮影 (KEYSTONE/Str)
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1969年、州政府はスイスの全世帯に「民間防衛」マニュアルを配った。これはワルシャワ条約軍の侵攻にどう備えるかという内容だ。同年11月、若いジュラ分離主義者たちがベルンの連邦議事堂前で、この本を大量に燃やした(KEYSTONE/Str)
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ムーティエで1974年、ベルン州からの離脱反対派がデモを行った。住民投票では、僅差で独立への賛成が上回った(KEYSTONE/PHOTOPRESS-ARCHIV/Str)
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1972年3月18日、「反ベルン」のデモ隊が、路面電車の線路にタールを流し込む(KEYSTONE/STR)
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投票に訪れたジュラ独立運動の中心人物ローラン・ベグリン氏。1978年の歴史的な国民投票では、82.3%の有権者がジュラ州の独立に賛成した(KEYSTONE/Str)
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投票結果を発表するジュラ州選挙管理委員会のフランソワ・ラシャ委員長。1978年9月24日、ドゥレモン (KEYSTONE/Str)
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1982年、ヴェレラはベルン州の統治下に反対し「フリーコミューン」宣言を出した。同自治体は96年、民主的な手続きを経てようやくジュラ州に移籍が認められた(KEYSTONE/Str)
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ジュラの一部地域が独自に州を形成することになった1974年の投票から30年。記念式典を終え、ジュラの旗を肩に帰路に着く住民。2004年(KEYSTONE/Sandro Campardo)
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スイス第26の州、ジュラ外部リンク。同州は1978年9月24日、国民投票の大多数の賛成を得てベルン州からの独立が認められ、翌79年に誕生した。ただ独立をめぐっては両者の間で大きな軋轢が生じ、40年以上経った今でもわだかまりが残る。
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(この記事は2018年9月24日、スイスインフォ英語版で配信された記事です)
1978年9月24日の国民投票で、スイスの有権者の82.3%が新しい州の誕生に賛成した。これによりドゥレモン、ポラントリュイ、そしてフランシュ・モンターニュの各地区がベルン州から分離し、第26の州、ジュラ州となった。
ジュラ地方は、永世中立国スイスが承認された1815年のウィーン会議後、ベルン州の一部になった。かつてはバーゼル司教公国、ナポレオン時代のフランスの支配下に置かれていたこともある。
フランス語圏でカトリック系の少数派が住むジュラ地方が、主にプロテスタント系の、しかもドイツ語が第一言語の人が多いベルン州に組み込まれたため、やはり軋轢が生じた。1960年代には両者の間で緊張が高まったが、最終的には投票で「決着」を図った。
しかしそれで終わりではなかった。2017年には、ベルン州にあるフランス語圏の自治体ム-ティエが、住民投票でジュラ州に入ることを僅差で決定。だが投票の不正疑惑が浮上し、終着点はいまだ見えていない。
(英語からの翻訳・宇田薫)
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