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ブライアン・メイ、アポロ11号の宇宙飛行士らチューリヒに集結

チューリヒで24~29日開かれた、音楽と天文物理学の祭典「スタームス・フェスティバル」。クイーンのギタリスト、ブライアン・メイ氏らが立ち上げた同フェスは今年で5回目。人類初の月面着陸が成功した1969年から50周年を記念し、アポロ11号の宇宙飛行士らそうそうたるメンバーが顔をそろえた。

科学の普及に貢献した人に贈られる今年のスティーブン・ホーキングメダルは、ドキュメンタリー作品「アポロ11:ファースト・ステップ版外部リンク」でメガホンを取ったトッド・ダグラス・ミラー監督が「歴史上最も有名な宇宙ミッションを画期的な視点で見つめた」のほか「科学の普及に貢献した」として作曲家・プロデューサーのブライアン・イーノ氏が選ばれた。またテスラ、スペースX、オープンAI、ソーラーシティの創設者イーロン・マスク氏も「宇宙旅行と人類のために類まれな功績を残した」として受賞した。

特別功労賞は、アポロ11号のベテラン宇宙飛行士バズ・オルドリン氏が受賞した。89歳のオルドリン氏は今も、宇宙探査事業を積極的に支援している。

スタームス・フェスティバルは2011年、宇宙科学、芸術、音楽を融合させた1週間の国際イベントとして始まった。クイーンのギタリストで天文物理学者でもあるブライアン・メイ氏、同じく天文物理学者でミュージシャンのガリク・イスラエリアン氏が共同で設立した。イベントには、宇宙飛行士、ノーベル賞天文物理学者、投資家、音楽家など世界中からそうそうたる面々が集まり、講演、ライブを行う。

初日の24日は、オスカー受賞作曲家ハンス・ジマー氏、ブライアン・メイ氏、イエス外部リンクのリック・ウェイクマン氏が「ワンス・アポン・ア・タイム・オン・ザ・ムーン」と題したオープニングコンサートを行った。

(英語からの翻訳・宇田薫)

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