スイスの連邦工科大学チューリヒ校(ETHZ)とベルン大学の研究グループは、ロボットを使った月探査プロジェクトを推進中だ。この月探査では、溶岩の流出後にできる地下トンネル(溶岩チューブ)の構造や地質を詳しく調べる。
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溶岩チューブは月の地下に広がる大きな空間であり、放射線や急激な温度変化から守られているため、将来の月面基地の建設場所として有力視されている。
探査の主役は、3本の長い足で飛び跳ねながら移動するロボット「スペース・ホッパー」だ。少なくとも地球でのテストには既に合格しており、数年後には月に向けて出発するかもしれない。
ドイツ語からの翻訳:佐藤寛子、校正:ムートゥ朋子
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