世界の金融市場をマルチメディアや歴史的な展示物を使って紹介する博物館が、チューリヒにある。金融をテーマにした博物館は国内初だ。(SRF, swissinfo.ch)
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スイス金融博物館外部リンクはスイス証券取引所(SIX)の新しいオフィスの中に、今年6月にオープン。チューリヒ近郊のソロトゥルン州オルテンで5月まで開催した「有価証券博物館」の展示コレクションを移した。
約300平方メートルの展示スペースでは、世界経済システムやインフラの起源、金融市場が日常生活にどう関わっているかを映像などで学ぶことができる。
最も貴重なのは歴史的な有価証券のコレクション。金融市場の発展の歴史を、16世紀までさかのぼることができる。
(英語からの翻訳・ムートゥ朋子)
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博物館をこよなく愛するスイス
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毎月100万人以上もの来場者を魅了するスイスの博物館。その中でも美術館は圧倒的人気を誇るが、科学技術博物館や歴史博物館も根強い人気を見せる。
スイス連邦統計局は今月18日、博物館に関する第一回目の調査を発表した。調査結果によると、国内にある博物館は総計1111館で、そのうち最も多かったのが地域博物館(367館)。次いで、美術館(171館)、科学技術博物館(140館)、歴史博物館(126館)であることが分かった。
2015年の総入館者数は1千210万人で、そのうちの半分以上が49館に集中する結果となった。博物館の種類別に見ると、最も入館者数が多かったのが美術館の330万人だった。館別では、人気のある博物館は年間5万人以上の入館者を数える一方で、ほとんどの博物館(75%)の入場者数は5千人以下に留まった。
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25年前に起きたトゥーン貯蓄貸付銀行(SLT)の破綻劇。口座からの払い戻しを求め通帳を手に並ぶ人々の姿は世界中で報道され、結果的には多くの預金者が資産の大部分を失った。今もこういった銀行危機が再燃する可能性はあるのだろうか?
1991年10月、スイス金融当局がベルナー・オーバーラントの地方銀、トゥーン貯蓄貸付銀行(SLT)の営業停止を決定すると、当事者たちの間には大きな衝撃が広がった。その1人でSLTに口座を持っていたクルト・ペーター・シュヴァイツァーさんは、連邦議会議事堂の門衛だった。そのため、同問題について議事堂内で連邦銀行委員会(EBK/CFB)が会見を開いた時には、出席者であるSLT幹部を自ら丁重に迎え入れなければならなかった。「人生における最悪な瞬間だった。必死で自制心を働かせた」と、シュヴァイツァーさんは述べた(ビデオ参照)。
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