フェイクニュース対策、虚偽情報検出ツールの開発進む 一方で課題も
欧州委員会の資金援助を受けるPheme(フェム)プロジェクトによるフェイクニュース対策用の虚偽情報検出ツールの研究・開発が進んでいる。一方で抱える課題も大きい。(Julie Hunt, swissinfo.ch)
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スイスでのジャーナリストとしての経験が豊富で、さまざまなテーマのビデオ、記事、ポッドキャストを制作。最近は主に政治と環境に焦点を当てている。 英国生まれのビデオジャーナリスト。ノッティンガム大学で法律を学び、ロンドンで初の大学院ラジオ・ジャーナリズム・カレッジに進学。1984年から1995年までイギリスとスイスでラジオ・ジャーナリストとして働き、ボーンマス・フィルム・スクールで映画の大学院ディプロマを取得。
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フェイクニュースは時に魅力的で読者のクリックを誘発する。そのため、ソーシャルメディア上で、まるで真実であるかのように、瞬く間に拡散してしまう。
Phemeプロジェクトでは欧州委員会の資金援助を受け、IT専門家と大学が協働し、インターネット上にある情報の真偽をジャーナリストが確認できる支援ツールを開発・研究している。ある主張についての利用者たちの意見を見つけ、それに基づいて真偽の確率を判断するモデルの構築に取り組んでいる。
プロジェクトリーダーで英シェフィールド大学教授のカリナ・ボンチェヴァ氏は「風刺や皮肉、疑わしい内容のもの、プロパガンダを検出するよう機械に学習させるのは難しいことだが、機械の性能は着実に向上している」と話す。
フェイクニュースは2016年の米大統領選挙でも大きく話題となった。なかには政治的利益のためではなく、単純にお金を儲けるためのフェイクニュースもあった。
(英語からの翻訳・大野瑠衣子)
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