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株式市場 再び「ブラックマンデー」に

揺れる投資家の心理はスイス株式市場にも反映されている

景気後退と金融危機の拡大に対する不安が、世界の株式市場を再び急落させた。スイス証券取引所のSMI指数も10月6日には6%近く落ち込んだ。

週明けの6日月曜日、世界の証券取引所は東京からニューヨークまで大幅安値を記録した。スイス市場の株価指数SMIもこれら外国市場の影響を受け、取引開始時にすでに3.7%下落した。

世界で株安

 アメリカの金融安定化法やドイツの「ヒポ・レアル・エステート ( Hypo Real Estate ) 」社に対する数兆円の救済融資が決定したほか、預金の保証額を引き上げた国が増えているにもかかわらず、SMIはその後も一時7.3%まで下がり、この日は結局、先週末比6.12%安の6458.72ポイントで終了。2001年9月11日以降、最低の下落率だった。スイスパフォーマンス指数 ( SPI ) は7.1%とそれ以上に落ち込み、5369.22ポイントで終わった。

 SMIで最も大きな損失を被ったのはプライベートバンク・グループの「ユリウス・ベア ( Julius Bär ) 」で、株価は15.27%安の44.40フランにまで下落。また、「スイス再保険会社 ( スイス・リー ) 」も13.36%安の53.20フランに、スイス最大銀行のUBSは12.84%安の20.90フランに、そして「クレディ・スイス ( Credit Suisse ) 」も8.71%安の52.40フランでこの日の取引を終えた。

 アジアやオーストラリアでは、一夜明けた7日も株安が続いている。東京株式市場では一時、ほぼ5年ぶりに日経平均先物が1万円を割り込んだ。

* 現在のレートは1フランおよそ90円。

swissinfo

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